ヨーロッパで結婚式を挙げたい！！そんな漠然とした思いを持ったのは挙式から半年前。
調べてみると、戸籍にどの国で婚姻したか一生残せるフォーマル（リーガル）ウェディングという形式があること、イタリアンが
とても美味しそうということ（笑）がわかり、即決でイタリアに決めました。　

一生に一回の結婚式、思い出に残るものにしたかったので、実際に挙式された方の体験『ウエディング・レポート』をたくさん読めて、想像しやすかったリージェンシーグループさんに手配をお願いすることに。
担当してくださった、サルヴァトーレ山田さんの熱い思いに心を奪われ、ここしかない！！ここにお願いしたら間違いない！！と思った覚えがあります。それからは、何度もメールのやり取りを行い、時には我儘なお願いを聞いていただきながら、具体的なプランを決めていきました。

あっという間に10月4日の出発の日を迎え、12時間という長旅を経て、イタリア・ローマに到着しました。
到着直後、早くもトラブル発生。入国スタンプを押してくれない職員に必要なんだと伝えたいものの、イタリア語が何も出てこない･･･。リーガルウェディングでは絶対必要と聞いていたので大慌てでした。現地アシスタントのルイスを通じて空港内の警察にお世話になりながら、何とかトラブルを回避。ルイスの笑顔で親切な対応にはとても助けられました。

そして、次の日。気を取り直してさあ観光という時、外を見るとなんと大雨。天気予報も一日中、雨の予報。結婚式はどうなってしまうのだろう、と不安になりながらも、気持ちを奮い立たせローマ観光。
傘をさしながらコロッセオ、フォロロマーノを巡り、ヴァチカン市国へ。生憎、天気には恵まれませんでしたが、ヴァチカン美術館にある美術品のスケールにはただただ感激！しかし広すぎて、二日目から足がすでに棒のよう。ローマの石畳は想像以上の苦行でした。
3日目、トレヴィの泉で10年後の再訪を誓い、ローマからフェレンツェに移動。
しかし、到着してまたも雨。どうも雨雲と共に移動しているようで、気持ちにも雨雲が立ち込めそうな雰囲気でしたが、ここで通訳の中本さんから救いの言葉。『結婚式の時は不思議と晴れるんですよ」と。
結婚式ではフォトツアーを計画していたので雨は大敵です。この言葉に支えられ、ホテルヴィラコーラへ移動。すると、同ホテルが沈みがちな気持ちを吹き飛ばすほどの美しさ、豪華さ。多少場違いな気がしておりましてが山田さんに感謝し、この時ばかりは天気のことも忘れ、二人ではしゃいでおりました。

旅行6日目の10/9、ついに結婚式当日！！心配した天気は・・・中本さんの言うとおり雨は上がり、全く問題がない状況！！
フォトツアーでは衣装のままで街中を移動しました。普段では考えられないような注目を浴び、最初は緊張ばかりしていました。しかし、腕利きカメラマンが緊張を吹き飛ばす“ノリ”を見せ、途中バールで衣装のままエスプレッソを飲むという荒業もこなし、終始リラックスして撮影に望むことができました。

そして結婚式会場へ。ヴェッキオ宮殿で衛兵二人に連れられ、大きな宗教画が掲げられた歴史の重みを感じる荘厳な雰囲気の部屋での挙式です。撮影とはまた違う緊張を感じながら、地元の市会議員の前で指輪の交換を行い、無事式終了することができました。それから再び外で撮影。素晴らしい結婚式と共に、多くの観光客や地元の人々にも祝福の言葉をいただいたことは、とても良い思い出となりました。

結婚式を終えた７日目にはベネチアへ移動。いつもテレビの中の世界だった水の都を目の当たりにして大感激。
魚介も美味しい！！帰りの飛行機は再び12時間の長旅で疲れもありましたが、それでも帰国後すぐに、また行きたいと思えた旅行であったことを、とても幸せに感じています。

トラブルや天気と色々心配事はありましたが、ひと言で言い表せないような素晴らしい結婚式！！となり、本当にイタリアに来て良かったと感じました。
サポートしてくれたすべてのスタッフに心からの感謝の気持ちを、この場をお借りしまして述べさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。