私達一家は、2006年8月にここ数年の念願であったItaliaに行ってきました!旅行者(一家)の構成メンバーは、パパ・ママ・1歳11ヶ月の女の子3人です。数年前にリージェンシーグループさんのプランでItalia挙式をし、その際、長谷川さんには大変親身にしていただいたこともあり、この度の旅行も是非にとお願いしました。
 ここでは、私たち同様にItaliaで挙式をされた後、再びあの美しい思い出の地へ訪れようと子連れ旅行を検討している方々のご参考になればということで、現地等での体験談を中心に記載してみました。

行 程:2006/8/25 〜 9/2 (計 9日間)

Tokyo-Milano-Firenze

(Firenze 2泊)

Firenze-Siena

(Siena 3泊)

Siena-Roma

(Roma 2泊)

■機内編
 2歳未満の娘を連れた旅行であったため、子連れ旅行経験者が口を揃えて言うとおり旅行中最大の難関は「飛行機内」と思っていましたが、娘とママの頑張りに助けられ、ほとんど迷惑をかけずにすみました(ホッ)。
 行きの機材は、Alitalia航空(AZ)との共同運行である日本航空(JL)で、帰りはAZの機材でした。行きのJL機では、2歳未満の子に対する座席の確保はできるようでしたが、料金が大人の75%もかかるので、泣く泣く娘の座席は確保せず、バシネットが付けられる一番前の席及び機内の空き状況次第での子供1席分の便宜(サービス)をリクエストしました。しかしながら、旅行の時期が悪く(夏休み時期)機内は満席状態で座席サービスは受けられず。しかもお隣は非常に大柄でワインがぶ飲みのリトアニア人(でも優しいおじさん♪)でした。バシネットが付けられる席は少し足下が広いので、娘が退屈した時はそこに座らせておもちゃを広げようということで、厚みのあるレジャーシートを機内に持ち込んでみましたが、座席で身動きすら出来ないおじさんに遠慮して広げることは止めておきました。娘はママの膝の上に12時間もいられるわけがなく時々グズっていました。そこで、機内を散歩したり窓から空(雲の上)を眺めたりして、食事のとき以外はほとんど席を立って過ごしました。そうやって気分転換をしていたお陰か、大きな声で騒いだり泣いたりということはなくMilanoに到着することができました。
 問題はMilanoからの乗り継ぎでした。Firenze行きの便までは2時間程あり、最初のうちは空港内を歩き回ったり、搭乗口近くで外の景色を見てご機嫌でした。が、外遊びの好きな娘は外に出たがってしまい、それが出来ないことが分かると大泣きになってしまいました。いつもと違った環境に長くいたためのストレスからか、どうやっても治まりのつかない泣きっぷり。搭乗口付近の人達からは迷惑そうな顔をされてしまい、とても肩身の狭い思いでした。機内でも、国内線は座席が狭く抱っこの姿勢が窮屈で、またまたご機嫌斜め。離陸して眠りにつくまでずっと泣いていました。
やはり、少しでも快適な旅行をしたい方には、子供の座席を確保するか、比較的空いている(サービスを受けられそうな)時期に渡航することをお薦めします。また、バシネット(壁掛け)は、おおよそ1歳未満児くらい(身長75p・体重10sまで)のサイズです。娘はちょうどその大きさなのですが、足を曲げて寝なければならないくらいですので要注意です。
 帰りのAZ機では、2歳未満の子には席を設けられないことになっていたので、チェックイン時に3人席をリクエストし、子供1人分をホールドしてもらったおかげで、実質上、1席分便宜を図っていただけました。その時の混雑状況によって空いている場合はサービスをしてくれるようです。これは大変(×2)助かりました。座席があるとないとでは、ママの疲労感は雲泥の差です!

 

■ITALIA全般編
 小さな子供を連れた旅行の場合、おむつの交換やお昼寝タイム等々、ホテルに戻る必要が何度も生じます。出先で済ませてもよいのですが、ホテルに戻って落ち着いた環境にしてあげることで娘のストレスはかなり解消されました。極力子供に負担やストレスをかけない方法として、ホテル選び(立地条件など)が重要になります。私たちは、少々高くても市内中心部へのアクセスが簡単で、部屋の設備としてダブルベッド(子供を挟んで寝るため)、バスタブ有りをリクエストしました。また、娘は使用しませんでしたが、リクエストすると大きめのベビーベッドも用意してくれます。こちらに寝かせることができれば、子供がベッドから落ちる心配をせずに大人も安心して眠ることができます。部屋では、娘はベッドかソファの上で遊ばせました。この時期でも夜は床がとても冷たくなります。落ちて怪我をしないかと、ずっと目が離せませんでした。
 今回はSienaに立ち寄るため、都市間の移動は全てバスでした。Sienaまでの1時間の移動でしたら全く問題ありませんが、Romaまでの3時間となると娘も退屈してきて車内を歩きたがりました。ですが車内を歩き回るのはとても危険!お菓子を食べたり絵本を読んだり、娘はお月さまが大好きなので、ちょうどお月さまが見えてくる時間帯になりようやく落ち着いてくれました。ヒヤヒヤの連続でしたが、バスからの眺めは最高です。小高い丘にぽつんぽつんと小都市が見えてきて、ちょうど夕暮れ時で街の灯りがつき始め、キラキラ輝いて本当に美しいです。こんな景色が見られるのなら、今度はバスではなくレンタカーの利用もいいかも?…なんて考えながら車窓を眺めていました。
 陽気なItaliaならどの街に行っても言えることかもしれませんが、娘くらいの小さな子供は可愛いらしく、街中ではみんなが「可愛いね」と声を掛けてくれます。娘も最初はItalia語で話しかけられることにとまどっていましたが、しばらくすると、「Ciao!」と手を振り返したりしていました。
街歩きでは、どこに行くにも子供中心の行動となりますので、親が『見たい・行きたい・買いたい』など、やりたい事は半分もできないことを覚悟の上で。でも、これまで知っていた''大人だけのItalia''では見つからなかった、違った楽しみ方が見つかりますヨ!

 

■FIRENZE編
 小さな子供にはベビーカーが必需品です。疲れて歩きたくない時や眠ってしまった時、荷物の多い時などにとてもありがたいですよね。我が家ではこれまでA型の重いベビーカーを使用していたので、今回思い切って軽いバギータイプを現地購入してみることにしました。
 最初の滞在地FirenzeのCentroにある『PRENATAL』にて購入したところですが、「市内中心部にはベビーカーを売っているお店が無い!」というのが印象です。洋服やおもちゃなどのベビー用品は簡単に見つかりますが、ベビーカーまでとなるとなかなか難しく、かなり探し回りました。見つかるまで子供はほとんどママに抱っこですので、歩き回るのはとても大変でした。現地で購入するのでしたら、確実に売っているお店の場所など事前の下調べが重要です。無事ベビーカーを購入し早速使い始めましたが、Firenzeの石畳は強敵で、すぐにタイヤの動きがおかしくなり取り回しに苦労しました。やっぱりItaliaの街では大きなタイヤのベビーカーを選ぶべきだったかな。。。
 娘に私たちの好きな絵を見せたくて、Uffizi美術館を訪れました。この日は早朝からの激しい雷雨でしたので、ゆっくりホテルを出ることにしました。到着すると30分程待つことになり、夜中に起きて眠れなかった娘はうとうと眠り始めました。中に入ってエレベーターで3階に上がり、足早に約1時間で見終えることにしました。今までのように一つ一つの絵をゆっくり見ることは出来ないし、当の娘はというと、見せたい絵の前に来たのにスヤスヤ…。何の為に来たのやら…でしたが、寝ていてくれたお陰で落ち着いて鑑賞できたのかな。おねんねタイムの鑑賞はお勧めかもしれません。そうそう、帰るために1階へ降りるエレベーターは無く、ベビーカーに娘を乗せたまま担いで階段を降りなければなりませんでした。私たちは入り口側のエレベーターで降りようとしましたが、「逆戻りはNo!」と係員に叱られ、また出口側の階段まで戻ることになってしまいました。
 Firenzeでの食事は、Tavola Caldaでテイクアウトして、ホテルや広場で採るようにしました。ホテルの前が公園でしたので、窓を開けて、噴水の音を聞きながら気持ちよく食べられました。パスタ好きの娘はとってもご機嫌で、お腹いっぱい食べていつも満足そうでした。
■SIENA編
 娘の名前が『シエナ』ということもあり、ここは以前から是非娘を連れて訪れたいと思っていた念願の都市でした。街の大きさも程よく、小さな子供連れでも歩いて回れる規模で、大都市とは違った閑静で城壁に囲まれた歴史的な趣のある都市であることもあって、子供も大人も大変過ごしやすくお勧めです。特に、Italia有数の美しさを誇るというCampo広場は、昼も夜も(夜はライトアップされて)美しく、非常に居心地の良い場所でした。
 朝一番に、Campo広場にあるマンジャの塔に登りました!娘がまたもやねんね中だったこともあって、意を決しチャレンジ!!受付の係員は、抱っこ紐でスヤスヤの娘を抱えたママの姿に、それで登るの!?と言わんばかりの冷たい視線…。「フー!こりゃ予想以上にきっつい!!!」ただでさえ人とすれ違うことも出来ないほどの狭く急な階段をママは娘を抱っこしたまま制覇しました。疲れと引き替えにそこから見渡す景色はサイコー!!その頃ようやく娘も起きて家族一緒に絶景を鑑賞できました!
 ここSienaには、Italia唯一の国営Enotecaがあります。日本人のスタッフがいますので、自分がほしいワインの微妙なニュアンスを伝えるだけで、それに見合ったものを必要な分だけ選び出してくれてとても助かりました(ここでも娘はスヤスヤ…)。国内各地のワイン・オリーブオイル、現地でよく飲まれている日本未入荷のものなど種類豊富ですので、ワイン・オリーブオイルがお好きな方は是非、お立ち寄りを。また、旅行中に困ったことがあれば相談にものってくれると思います。
■ローマ編
 帰国には乗り継ぎのないRomaからの直行便を利用するため、最終日に立ち寄る都市となりました。Sienaでのんびり過ごした後の大都市Romaであるせいか、娘は市内の喧騒に終始ご機嫌ナナメ。写真を撮られることも、パパ・ママがショッピングをしようとお店に入ることも、もちろんベビーカーに乗ることも、すべて拒否をして泣いてばかりで、本当に困り果ててしまいました。あまりにも機嫌が悪いので、以前、遊具のある公園があると聞いていたS.Angelo城の方に行ってみることにしました。バスでCitta del Vaticanoに行き歩いて向かい始めたものの、娘は途中でまたまた眠ってしまい、結局公園を探すことなくすぐに市内に逆戻りするだけでした。

■最後に
 本年初めにもチャレンジしようと計画しましたが、子供が風邪を引いてしまったりと断念したこともあって、今回の旅行は家族にとって、娘が自分で歩けるようになり、ある程度食事もできるようになるまで待ちに待った旅行でした。ただし、子連れ旅行は予想以上(想定の範囲内?)に疲れたこと、大人のやりたい事はいつもの半分にしたつもりでしたが、その殆どができなかったことも事実です。それでも大人の希望が大き過ぎたのかもしれません。パパとママが他のことに気を取られていて、自分のことを見ていないと感じる瞬間が娘なりに寂しくて、いつもなら全くしない行動で何度も訴えてきました。子供が幼いうちは、大人が思い描くItalia旅行図はしばらく封印して、のんびりお散歩感覚で街歩きをしてみると、大人も子供もゆったりとした気分で、今まで気付かなかったItaliaの風景を見つけることができるのではないかと思います。私たちも、そんな気持ちに切り替えたとき、ふとした場所に安くて美味しいRistoranteを見つけたり、素敵なBarやPasticceriaに目が止まったり、ママの大好きな雰囲気の雑貨屋さんを見かけたりして。そんなちょっとした喜びが新鮮でした。しかし、何といってもIteliaの街中を歩く娘の姿が非常に絵になっていたこと(親バカ炸裂です♪)、子供が風邪や体調不良になることもなく、結果として大変満足できた旅行でした。これも、リージェンシーグループの長谷川さんには何度も相談にのっていただき、事前の不安をすべて無くして送り出してくれたお陰であったと思います。本当にありがとうございました。次回の子連れItaliaも、近い将来に実現できるかな?またの機会も是非、よろしくお願いします!

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