カスティーリア教会で挙式をされたY.T様&A.T様よりこのようなメールをいただきました。

イタリアでの挙式、旅行はとても一言では言い表せない、期待を超えた素晴らしさでした。これ以上ないくらい素敵な旅をコーディネートして下さったサルヴァトーレ山田さんに、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました!
◆はじめに
以前からハネムーンはヨーロッパに長期滞在したいと考えていた私達ですが、海外挙式を検討し始めた当時を振り返ると、本当に何もかもが分からない状態でした。結婚式も旅行も自分たちの望み通りにできれば素晴らしいのですが、実際のところは「予め用意された旅行のついでに結婚式を挙げる」か、「結婚式のついでにちょこっと、旅行する」くらいが現実的なのでは、というのが当時の認識でした。旅行と結婚式を高い水準で両立させることはできるのか?仮にできたとして、どれだけの費用と労力がかかるのだろう?という不安がありました。
まず、最初の情報収集の手段として、海外挙式を特集したウェディング雑誌を購入しました。しかし、私達の期待した具体的な情報は掲載されておらず、前述した不安の解消には寄与しませんでした。次のステップとしては、もう業者さんに相談して話を聞くしかないのかなと思いました。イメージが漠然とした状態で話を聞きに行くのは気が引けると思いつつ・・・。そうした経緯のもと、雑誌の広告で知った会社がリージェンシー・グループさんでした。リージェンシーさんのWebサイトには挙式が済んだ新婚さんのレポートが掲載されているのですが、これが当時の私達には非常に有用な情報源となりました。数々のレポートを読んでいく中で、結婚式も旅行も、どちらも妥協せずに、何とかなるかもしれないぞというイメージが湧いてきました。また、ヨーロッパと漠然と考えていたロケーションも、挙式はイタリアのアマルフィが良さそうだ、ということで絞り込めてきました。そして、結婚式後のイタリア周遊も自由度の高い設計ができそうだということが読み取れました。私達の描く結婚式/ハネムーンのイメージが、まだまだ具体的とは言えないまでも朧げながら、輪郭を帯びてきたわけです。
 
◆リージェンシーさんとの打ち合わせ
私達は最低限伝えたい希望として下記の2点を胸に、打ち合わせを申し込みました。
(1) 式はアマルフィで
(2)ハネムーンは欲張って各地を回りたい
第1回目の打ち合わせでは、担当の山田さんから海外で挙式を行う意味や、歴史的/宗教的背景から各地で行える結婚式の形態が異なること、その各々の形態の具体例を説明していただきました。要約すると、アマルフィの挙式では、世界遺産の筆舌に尽くしがたいロケーションと、現地の教会(商業的な結婚式場ではない祈りの場)での挙式と、を両立できるということでした。私達にとってアマルフィは結婚式を挙げる場所としてますます魅力的な場所となり、式場にアマルフィを選んだ動機付けもより堅固なものとなりました。アマルフィにはいくつかの教会があり、その中から式場となる教会を選択します。各々の教会で過去に行われた結婚式の写真を参考に見せてもらいながら決めることができます。私達は内装の荘厳さと立地の利便性を考慮してカスティーリア教会に決めました。ハネムーンの計画はというと、まずは挙式の日程を抑える事を優先し、2回目以降の打ち合わせで詰めていくことになりました。
 
◆ハネムーンの計画化
私達は海外旅行に不慣れなこともあり、旅の計画を立てようにも日程感が分かりません。いくつか行きたい場所はリストアップできても、各所に何日滞在すれば十分であるのか、計画した日程に収まるのか、移動に無理はないか、等は想像できません。まあこの辺りは徐々に具体化していけばいいか、と長期戦を見据えた気持ちで第2回目の打ち合わせを迎えます。結論から言うと、私達が準備として行うべきことは、行きたい場所のリストアップだけで十分でした。漠然とした希望を伝えると、山田さんがその場でババババーっと日程を引いて何パターンか候補となる行程表を組んでくれます。その候補を見ながら、「ここに○○できませんか?」「××も行きたいなー」なんてやり取りをしているうちにあっという間に行程表ができてしまいました。日程感に関して抱いていた懸念についても、「○○には何日滞在した方がいい」「△△は1日しか滞在できないならもったいない。思い切って諦めるか、または別のパターンを考えてみましょう」とリードしてくれます。イタリアをご専門に案内されてきた山田さんが非常に頼もしく感じられます。第3回目の打ち合わせでは、より具体的な部分を決めていきました。宿泊するホテルや、各地でのオプションツアー等です。また、この打ち合わせを利用して、事前にリストアップしておいた細かな疑問点をぶつけ、山田さんを質問攻めにしてしまいました(嫌な顔せずお答えいただきありがとうございました)。
以上のような流れを経て、下記のような行程表ができあがりました。各移動手段は、公共交通機関であったり、専用車であったりしますが、何時何分にどこどこに行けばよいというレベルで記載されています。
(1)出国〜ナポリ
(2)ナポリ〜ポンペイ〜アマルフィ(ルナコンヴェント泊)
(3)アマルフィ〜カプリ島〜アマルフィ(サンタカテリーナ泊)
(4)アマルフィ終日(結婚式)
(5)アマルフィ〜マテーラ散策〜アルベロベッロ
(6)アルベロベッロ終日(サイクリングツアー)
(7)アルベロベッロ〜バーリ経由〜ローマ
(8)ローマ終日
(9)ローマ〜ヴァチカン〜ローマ経由〜フィレンツェ
(10)フィレンツェ終日
(11)フィレンツェ〜ヴェネツィア(ゴンドラ遊覧)
(12)ヴェネツィア〜ローマ経由〜帰国
 
◆結婚式の前後
リージェンシーさんでアマルフィでの結婚式を申し込むと、標準で結婚式、ヘアメイク、フォトツアーがセットになっているかと思います。これにオプションを追加する形になるのですが、私達はサンタカテリーナホテルのウェディングディナーを申し込みました。過去の先輩方のレポートで評価が高かったので申し込んでみたのですが、大正解でした。演出が素敵だという事前情報を得ていたので、当然期待値の水準も高かったはずなのですが、それを上回る素晴らしさでした。お腹も胸もいっぱいになり、至福というほか表現する言葉がありません。ちなみに、浮いてしまわないか若干不安になりながらも、ディナーにもドレスとタキシード姿で臨みました。その不安はまったくの杞憂だったようです。演出によってその場の主役になりますから、華やかな装いの方が却って自然かもしれないと感じました。

サンタカテリーナのロビーにて撮影
 
アマルフィ海岸をバックに
カスティーリア教会へ
 
神父様より心のこもった
ブレッシング
 
時を溯って。結婚式およびフォトツアーは緊張するものかと思っておりましたが、終始リラックスしたまま行うことができました。特に、フォトツアーは人の目が気になり恥をかくのではないかと不安混じりな気持ちでしたが、予想に反して気にならないものでした。日本人観光客もいませんでしたし、好奇の目を向けるというよりも純粋に祝福してくれるムードが漂っています。至る所で "Auguri !!"、 "Congratulations !!" と声をかけてくれます。車やバイクですらただ通り過ぎるということはなく、クラクションや指笛で祝福してくれたのには驚き反面、嬉しかったです。
 

大聖堂の回廊から
 
アマルフィの中心、
大聖堂の階段をゆっくりと歩み
 
路地裏にも味わいがあり
 

地元の人に囲まれて記念撮影
 
サンタカテリーナで
笑顔で迎えてくれたマダム
 
アマルフィの象徴、大きなレモンと共に
 
結婚式は、町のはずれにある教会で行われます。付近には民家があり、こちらに気づいても意に介さず掃除を続けるお爺ちゃんがいる、そんな生活感のあふれる空間の中に位置します。一方、教会の中は美しく装飾され、神聖な雰囲気と静かな迫力を携えています。そのような厳かな雰囲気の中、式は行われるのですが、不思議と緊張はせず落ち着いた気持ちでいられました。南イタリアの空気感もあるのでしょうか。

ロマンチックなウェディング・ディナー
 
ユネスコ世界遺産の
マテラに到着
 
街歩きは新しい発見の連続
 
結婚式とフォトツアーの間、気を張ることなく純粋に楽しむことができたのは、現地スタッフの佐々木さんによるところが非常に大きいです。この場を借りてお礼申し上げます。カメラマンの指示を通訳しつつ、私達の持参したカメラで写真を撮り、風で乱れた髪型やドレスを直したり、他の旅行客の動きにも気を配り・・・と全てを同時進行でテキパキとこなすマルチタスクぶりには驚嘆しました。その他、私達の無茶なお願いにも臨機応変に対応して下さり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 

洞窟住居が連なる
マテラの全景
 
アルベロベッロでは
アレックスと記念撮影
 
おとぎの国に迷い込んだような
トゥルッリ群
◆旅を終えて
感想を簡単に述べますと、今回の旅の素晴らしさは3つの点に集約されます。魅力的な景色、美味なる食事、そして人との出会いです。前者二つの体験については、ほぼ山田さんのおかげといっても言い過ぎではありませんでした。行った先々全てが思い出深いのですが、私達にとってはアマルフィとマテーラが別格に良かったです。「アマルフィは絶対に3泊以上」「アルベロベッロへの道中でマテーラは見ておくべきでしょう」という山田さんのご助言なくしてこの体験はあり得なかったと思います。マテーラなんて地名は聞いたこともありませんでしたから。山田さん秘蔵のレストランメモも大活躍でした。無理のない範囲で密度の濃い旅行プランに具体化していただき、山田さんにご担当いただけたことを大変幸運に思っております。
 

バーリ中央駅到着、
ユーロスターでローマへ
 
沢山の人々との触れ合いは貴重な財産
 
5月1日メーデー、夜は遅くまで賑わう
 
 
タバコ屋さんでのワン!
ショットも絵になる
 
本場ビステッカ・アッラ・
フィオレンティーナに舌鼓
 
 
3点目の人との出会いですが、本当にたくさんありました。現地の人々を含め世界各国さまざまな国からの旅行者と、書ききれないくらい多くの出会いがあり、中にはドラマかと錯覚するような展開もありました。二人きりの旅ではなく、沢山の人に祝福され、沢山の人に助けられ、沢山の人と楽しみを共有することができた旅でした。パックやツアー旅行では味わうことのできないこの体験は最高の宝物です。
Y.T&A.T
 
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