サン・ヴェルディ教会で挙式をされたS & Y様よりこのようなメールをいただきました。

【はじめに】
海外挙式にしようと夫婦で決めたのは、ちょうど挙式の10ヶ月ほど前でした。巷では海外挙式の定番は、ハワイ等の南国系のようでしたが、夫婦ともどもヨーロッパへの憧れが強く、ハネムーンを兼ねてやるならば…ということで、リージェンシー・グループさんに相談をしたのでした。漠然とした要望はあるものの海外挙式について全くの無知だった私たちを篤く、熱くサポートしてくださった担当のサルヴァトーレ山田さんと、二三脚で半年ほどかけてプランを作り上げました。既存コースに合わせるのではなく、あくまでわれわれの要望を尊重し、予算に合わせて世界にひとつだけのプランを作っていただけたと思っております。私が仕事で忙しかった頃も、メールでのコミュニケーションを頻繁に取っていただくことで、空いた時間にやりとりをすることがき、夫婦ともども最後まで安心して準備を進めることができました。そんな我々のプランのこだわりは以下の点でした。
(挙式面)
・ヨーロッパ人が挙げるような本物の空間で挙式をしたい
・夫婦二人だけの挙式が寂しくならないようにラテンな雰囲気で盛り上げてほしい
・ドレスを着てホテルから教会への移動の負担がなるべく無いようにしたい
(ハネムーン面)
・1都市を時間をかけて好きにブラブラできるフリープランがいい
・リーガエスパニョーラのクラシコをカンブノウで見たい
一見脈絡の無いこれらのこだわりを綺麗にまとめていただけて作った10泊12日間のプランを振り返らせていただきます。

 
ヴィラオルミのプライベートガーデン
 
【4/ 14−18 フィレンツェ】
挙式会場として選んだのはフィレンツェ郊外のサンヴェルディ教会でした。決め手は、もちろん我々のこだわり3点を満たすところだったからです。決して荘厳で豪華絢爛な雰囲気ではないこじんまりとした雰囲気は、我々二人だけの挙式にぴったりな感じで、地元の方に愛されているような教会でした。また、教会の傍らに建つヴィラオルミリゾートのラグジュアリーな空間で宿泊することで、ドレスでの移動の負担もなさそうでした。そして、何といってもイタリアは我々日本人にもカトリック様式でブレッシングしてくれ、まさにラテンなお国柄で遠い異国の二人を祝福してくれそうだったからです。日本からドレスを手荷物として持っての移動は意外に大変で、皺にならないように妻も非常に気を使う必要がありました。その為、なるべく少ない都市に絞り同じホテルに長期滞在するプランにしたのは正解でした。幸運なことにイタリアがちょうど文化週間で、様々な文化施設の入場料が無料で、フィレンツェでは存分に教会や美術館を堪能できました。旅の楽しみの一つである食事については、サルヴァトーレ山田さんからお勧めの店のリストとマップを事前にいただいており、どの店も美味かつお手ごろ価格で、本場のイタリアンとワインに酔いしれることができました。トリッパとランブレロッドは最高でした!観光を楽しみつつ、挙式の前日にチェックインしたヴィラオルミリゾートはフィレンツェからシャトルバスで10分程度の郊外にありました。糸杉やブドウ畑に囲まれた非常に空気が澄んだ静かなところで、宿泊者の方々もどこか余裕のある柔和な年配者ばかりでした。満面の笑顔で出迎えてくださったホテルのスタッフの皆さんに緊張は徐々に解けていきました。ジュニアスイートの部屋は、東京の住まいよりも広く(笑)、プライベートガーデンまで付いてあり、ここに住みたいと思ってしまったほど。また、日本の友達からFAXまで届いており、幸せな気分でリラックスして翌日の挙式に望めました。
 
【4/17 挙式当日】
実はイタリアに着いてから三日間はフィレンツェずっと雨でした。せっかくの挙式もフォトツアーも雨の中では残念だなという不安もありましたが、幸運にも挙式当日は快晴。雨上がりの爽やかな風の中、挙式をすることができました。 現地のカリスマ美容師さんの手際のいいセットで、希望通りの髪にセットしてもらいご満悦の妻と二人、コーディネータの米山さんと簡単に挙式の段取りをしました。すると、部屋の扉をおもむろにノックして入ってきたのは、カメラマンのDavidでした。典型的な陽気なイタリアンな彼に乗せられて、ホテルの部屋から教会までの道すがら沢山写真を撮ってもらいました。ヴィラオルミ自体が絵になる雰囲気なので、部屋や中庭、ロビーなどでもどんどんポーズを取らされます。カメラマンに撮影された経験のない我々二人なので、表情も動きも最初は硬かったのですが、Davidのたくみなイタリアンジョークとジェスチャに乗せられ段々楽しい撮影会に。ホテルのスタッフや別の宿泊者達、そして教会のそばで暮らす老婦人たちもベランダから乗り出して撮影の合間に手を振ってお祝いの言葉をくれました。
 

ヴィラオルミ内の雰囲気満点のロビーにて
 
草花が咲き誇る中庭にて
 
トスカーナらしい木漏れ日の中で
教会に着いてからの挙式は本当にあっという間でした。しかし、小さなサンヴェルディ教会に響き渡るオルガンの音色を聞きながらの本物の空間でのああの時間は一生心に残る経験でした。その後は、車でフィレェンツェ市街地へ移動。昨日まで観光していた街中に、まるで芸能人のロケバスさながら横付けし、驚く観光客を尻目に出てくるタキシードと純白のドレスの二人(笑)相当恥ずかしかったですが、ここでも街の皆さんにお祝いの言葉をかけてもらい、恥ずかしさよりも楽しさと嬉しさを感じました。(ドォーモの前にいたイタリアの修学旅行生たちには煽られてキスをしたり、道行くタクシーのドライバーにもクラクションでお祝いしてもらったりとハプニングもいい思い出です)ミケランジェロ広場、ベッキオ橋、そしてドォーモの前で撮影した写真は、絶対に日本の挙式では出せない記念写真になりました。
 
神父様と共に記念撮影
 

神聖な空間の中でのブレッシング
 
感動的な挙式を終えて

 
アルノ河が流れる
ヴェッキオ橋をバックに
 

世界中の誰もが憧れる
ミケランジェロ広場
 
フィレンツェの中心、
ドゥオモ広場にて
 

地元のイタリーノからも祝福されました
 
ホテルに戻ってからは、ウェディングランチをいただきました。ホテルのレストランを貸切です。トスカーナのおいしいワインと、郷土料理の数々。言葉には表せません、最高でした。考えてみると、たった半日なのですが、晴天の中、最高の時間過ごすことができました。
 
ヴィラオルミ内のレストランにて
 
【4/18−21 ローマ】
フィレンツェからはユーロスターで2時間ばかりで到着。ローマは一日にして成らずどころか、丸三日あっても見切れず…。美術品の数々、そして美食にお腹一杯。挙式の重圧から開放され、妻のセーブしていた食欲もアップ。ここでもサルヴァトーレ山田さんの美食マップは活躍。ピザはローマのが美味しかったかな。ローマで手配いただいたホテルも広々と綺麗でかつ駅近の良いところでした。ローマ滞在中も雨模様。終わってみればイタリア滞在中、唯一快晴だったのが挙式日だけでした。本当に運が良かったなぁ、と感じました。
 

ローマにて美食を堪能、ペスカトーレ
 
ローマ風ピッツァ・マルゲリータ
 
サンピエトロ大聖堂からの眺め
 

本場イタリアン・ジェラート、
思わずブオーノ
 
世界基準のエスプレッソとはコレ
 
サクラダファミリアにて
ガウディ芸術を感じ
 
【4/21−24 バルセロナ】
このプラン最後の目的は、夫である私が誰にも譲れなかったクラシコ観戦。この試合日から逆算しての挙式日にしていただいたほど、妻や山田さんにわがままを聞いていただきました。幸か不幸か、優勝を争う大一番になってしまい、チケットもプレミア化する中で、山田さんに本当に頑張ってもらってすばらしい席を確保してもらいました。ピッチまで10メートル程度の距離で、夢のスターたちの動きを生で見れ、この旅でも屈指の興奮度でした!!!バルサファンの私としては残念な結果でしたが、良いことが続き過ぎても怖いので、しょうがないかなと思いました。サッカー以外にもサグラダファミリアを中心にガウディの建築物を鑑賞し、フラメンコも見て、最後まで美食も堪能し、夢のような時間から無事に東京に戻りました。
 
聖地カンプノウにて最高峰クラシコ観戦
【最後に】
我々夫婦のこだわりを完全に満たし、またそれ以上の感動を与えていただき、支えていただいたスタッフの皆さんへの感謝の気持ちで一杯です。わがままだらけのプランを纏め上げ、最高の時間を演出していただいたリージェンシー・グループさんにすべてお任せして本当に良かったと思います。熱いハートで我々の不安を一掃し、すばらしいプランと美食マップで最後まで導いてくださったサルヴァトーレ山田さん、フィレンツェでサポートしていただいた堀内さん、米山さん、そしてカメラマンのDavid、ローマのルイスさん、すべての皆さんにGrazie!!
S & Y
 
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