白い村モンテフリオで挙式をされた植木 慎太郎&夏美様よりこのようなメールをいただきました。

2011年10月5日 スペインのモンテフリオにて結婚式を挙げました。 
この挙式にあたり、山田さんにはたくさんのとサポートと情熱を頂きました。おかげ様で、一切悔いのない、「やってよかった!」と思える、素敵な結婚式ができました。たった1週間という短い期間でしたが、天候にも恵まれ、挙式も旅行も最高に楽しいものになり、これも、色々と手配をして下さった山田様のおかげと感謝しています。
山田さんとのお付き合いは、2011年3月8日に始まりましたね。この直後、大災害が起き、正直私は、結婚式のことを考える気分ではなくなってしまっていました。落ち込んだ気分のま、4月を迎えました。中旬に、山田さんから「お会いしませんか」とのメールを頂きました。この頃になると、震災直後の大混乱も少し落ち着いてきたこともあり、「海外挙式をやるぞ!」と決めたころのワクワクした気持ちを少しずつ思い出してきていした。GWに山田さんとお会いしヨーロッパ挙式について色々教えていただきましたね。
スペイン語やフラメンコを習っているので、場所は「スペイン(アンダルシア)!」と決めていたのですが、山田さんの巧みなトークで、山田さんお勧めのイタリアや、他のにも心が揺れました・・・。ですが、昨年の一人旅で見たアンダルシアの風景や、街の人たちの雰囲気の中で挙式したいと思い、最終的には、モンテフリオに決めました。スペイン挙式と決めた直後、スペイン南部で地震が起き、「危険かも?挙式中止?」一瞬思い留まったこともありましたが、準備を進めていくにつれ、色々とやりたいことが出てきてしまいました。「日本での披露宴のウェルカムボードに、スペイン挙式のスタッフの写真を載せたい!」と思いつき、我が儘満載のメールを送ったこと、懐しく思います。山田さんには、沢山の我が儘を受け入れて頂き、本当に助かりました。ありがとうございました。
以下、お世話になった山田さんに、挙式と旅の様子をご報告します。(無駄に長くてすみません・・・。)
 
10月2日 成田からオランダを経由してスペイン(マドリッド)へ
機内では、大きな紙袋を持った私たちに「それは何なんだ!?」と皆訝しげでしたが、中身がウェディングドレスだと分かると一変「おめでとう!」と祝福してくれました。マドリッド着後、送迎車のドライバーさんと会話しつつ、ホテルへ。予想より早くチェックイン出来たので、晩ごはんがてらに、夜のマドリッド市内を散策しました。混雑するBarのカウンターに体をねじ込み、生ハムとビールで、旅の幕開けを祝いました。
 
10月3日 マドリッドから列車でグラナダへ
マドリッドからグラナダまで4時間半、特急列車で移動しました。朝食付きの車両を予約し、延々と続くオリーブ畑を眺めながら食事を楽しみました。13時半過ぎにグラナダ駅に到着。市内バスで、アルハンブラ宮殿近くのホテルまで移動しました。ホテルの内装には、アルハンブラ宮殿のようなタイルが貼ってあり、「グラナダに来たな〜」と感じました。夕方、アルハンブラ宮殿を観光し、夜は、タブラオにて、ディナーを楽しみつつフラメンコショーを見ました。フラメンコの後は、夜のアルハンブラ宮殿が見える、サクロモンテの丘にも立ち寄り、ライトアップされたアルハンブラ宮殿と、グラナダの街を眺めました。
 
10月4日 グラナダからモンテフリオへ
午前中は、グラナダの町を散策しました。グラナダ名物の寄せ木細工のコースターを買ったり、アルハンブラ宮殿の売店で買い物を楽しみました。14時を少し過ぎた頃、迎えのタクシーに乗り、モンテフリオへ出発!グラナダからモンテフリオまでは約1時間。のんびり車窓を楽しみました。大きな国道を逸れるとき、「Montefrio→」の看板が見え、一気に期待と緊張が高まりました。暫く進み、ふと視界がひらけたときに、モンテフリオの街が、目の前に広がりました。「自分の目で見てみたい」と願っていた景が、今自分の目の前に存在することに感動し、本当に嬉しかったです。ホテルにチェックインした後は、徒歩で街を散策しました。丁度シエスタの時間に当たってしまい、街に人影はなく閑散としていましたが、周囲の家からは、おいしそうな香りが漂ってしました。主モニュメントには、スペイン語、英語のほかに、なんと日本語でも解説が書いてあり、驚きました!(何故日本語の解説があるのか、平橋さんから色々伺いました。山田さんから聞いていたとおり、栃木県那須町とも姉妹(友好?)都市になることも・・。地元栃木と、モンテフリオが繋がっていることを、とても嬉しく思います。)明日、挙式するサンアントニオ修道院にも行ってみました。「ついにここまで来たんだな」と思うと感慨深く、挙式前なのに感動してしまいました。夜は、明日に備え早めに寝しました。ですが、深夜にホテル入口のチャイムをしつこく鳴らし、「開けろ〜」と叫んでいた人がいて、なかなか寝付けませんでした・・・。
 

ハモンイベリコ!毎日食べました。
muy rico!
 
アルハンブラ宮殿。
アラヤネスの中庭にて。
 
サンアントニオ修道院
(右)と教会(左)
 
10月5日 モンテフリオにて挙式
朝、天候を気にしながら起きると、窓から見えた空は青空でした。ホテルのレストランで朝食を取りながら、現地スタッフの方と、今日一日の流れを確認しました。「午後はゆっくりできるよう、予定より30分早めにスタートしましょう」とのご配慮で、7:30よりヘアメイクセットが始まりました。美容師さんは、モンテフリオ在住の方でした。以前はマドリッドにいたけれど結婚してモンテフリオに住むようになったそうです。通訳さんを交え、会話を楽しみながら準備を進めていきました。また、写真とDVDのカメラマンさんの撮影も始まりました。(このときの会話で、深夜、ホテル入り口で叫んでいたのはカメラマン達だったことが判明!)髪型は、日本から雑誌の切り抜きを持って行き、その通りにセットしてもらいました。メイクは、特に希望はなかったので美容師さんに「お任せで!」とお願いしました。アイシャドウは自分では選択しない「グレー」をつけてもらい意外な発見になり楽しかったです。パティオでの撮影が終わると、クラシックカーに乗り込み、修道院へ移動しました。
 
どんなメイクにするか
考えてくれています。
 
移動中、クラシックカーのクラクションを鳴らしてくれたのですが、この音がおもちゃの車のクラクションみたいな音で、とてもかわいかったです。ホテルから修道院へは、5分足らずで到着します。この日は快晴でしたので、気持ちの良いドライブになりました。修道院に着くと、館長さん始め、皆さんが迎えてくれました。周りにいた街の人からは、祝福のお言葉を頂きました。修道院は、とても雰囲気のある場所で、パティオを囲む回廊を館長さんにエスコートしてもらい、歩きました。歩きながら「いよいよ式が始まるのか」と思うと、少し緊張してきました。新郎と二人で、二階にあるセレモニーホールへ向かうと、階段の途中から、音楽隊の演奏が聞こえてきて、気持ちが盛り上がりました。「いよいよ結婚式が始まるんだな」と感じた場面です。
ホールでは、セレモニーマスターが私たちを迎えてくれました。セレモニーマスターは、終始、真剣なまなざしで私達を見つめていてくれました。そして、愛の言葉を教えてくれました。途中、新郎が大事な台詞を間違えてしまう一幕も交えつつ、指輪の交換と結婚証明書へのサインをし、式は無事終了しました。セレモニーの後は、修道院内での写真撮影を楽しみました。
修道院を出るときには、ライスシャワー!ちょっぴり痛かったです。一旦、修道院を後にし、モンテフリオ市役所へと向かいます。市役所では、街のシンボル「エンカルナシオン教会」をバックにしたり、街の紋章と一緒に記念撮影しました。執務室では、美人市長さん(まだ30代とのこと!若くてビックリ!)にお会いし、市長さんからはモンテフリオ産オリーブオイル等々お土産を頂きました。また、私たちからは栃木県のお土産を渡したり・・・短い時間でしたが、楽しいひとときを過ごしました。市役所前では、忙しく働く警察官や、行き交う街の人にお祝いの言葉を頂きました。市役所の次には、街を見渡せる展望台へ移動しました。展望台へ上がる坂道では、カメラマン達が「他の車がジャマだ」と言い始め、通る車がなくなるタイミングを見計らって、撮りなおしをしました。展望台では、どこかの家から、かすかに聞こえてくるフラメンコの音楽を聞きながら、一番見たかった景色をゆっくり眺めました。すばらしい景色の中で、しかもウェディングドレスという特別な服装での撮影を楽しむことができて心から楽しいと感じた時でした。最後は、修道院へ戻り、ウェディングランチを頂きました。
 

いよいよ挙式が始まります。
回廊をゆっくり進みます。
 
修道院2階です。
窓から日差しが差し込んできて、眩しいです。
 
式中はずっと、
素敵な音楽を奏でてくれました。
 

結婚証明書にサインしました。
 
ライスシャワー!
地面でお米がはねて面白かったです。
 
修道院のパティオにて。
 

お土産に持ってきた
栃木の名産品を渡しました。
 
市役所前で。
 
空の青と街の白がとってもキレイ!
最高の眺めです!
 
Cavaが配られ、乾杯!
そのあとワインも頂き、スタッフの皆さんと一緒に乾杯しました。頂いた食事は、郷土色が濃く、思い出に残るランチになりました。ボリュームがありすぎて、食べきれなかったのが残念です。
「フラメンコ習っているなら何か踊ってみて!」と言われ、練習中の踊りも披露しました。フラメンコの本場スペインで、踊ることが出来たのは、夢のようでした。
 
乾杯!
皆さんのお陰で最高の式になりました。
 
食事後は、修道院にてスタッフの方とお別れし、ホテルへ戻りました。夜は、ライトアップされた街並みを眺めました。昼の姿も素敵ですが、夜も幻想的で素晴らしい風景でした。ランチがボリュームたっぷりだったので、夕食はホテルのレストランで軽めに済ませることにしました。
「モンテフリオチーズが有名」と、スタッフさんから聞いていたので、そのチーズを食べたかったのですが・・・残念ながら、この日は在庫なしとのこと。どんな味だったのか、味わえなかったことが少し心残りです。
 
ライトアップ、とてもキレイでした。
 
10月6日 モンテフリオからグラナダへ戻り、セビーリャへ
昨日も食べたのですが、今朝も、トマトペースト&オリーブオイルをかけたトーストを頂きました。シンプルゆえ、素材の良さを直接感じられ、ハマりました。本当にトマトがおいしい!出発ギリギリまで朝食を楽しみました。8:00にホテル出発。学校や仕事に向かう人達の間を抜け、朝焼けに浮かび上がる街並みを惜しみながら、モンテフリオを後にしました。グラナダに戻り、バスのチケットを購入し、セビーリャへ向かいました。セビーリャでは、ヒラルダの塔から街を見下ろしたり、今年公開された映画「アンダルシア」のロケ地巡りをしました。また、グラナダに引き続きフラメンコを楽しみました。土地が違うからか、踊りの雰囲気も異なっていたように感じました。
 
10月7日 セビーリャからバルセロナへ
セビーリャからバルセロナへ空路移動しました。セビーリャ発の飛行機が遅延しました。せっかく早起きしたのに・・・。予定より1時間遅れてバルセロナ着。前日の天気予報では、「一日雨」でしたが、曇り空でした。雨じゃなくてよかった!翌日は観光に専念するよう、この日は買い物を楽しみました。夜はBarへ。1時間待ちの大混雑でしたが、おいしい料理を楽しめました。
 
10月8日 バルセロナ観光
天候が心配でしたが、晴れました。この日午前中は、ヘリコプターでバルセロナ上空を飛ぶ予定になっていました。諸処トラブルがあり、一時は「予約の時間に間に合わないかも!?」という事態に・・・。かなり焦りましたが、なんとか間に合い、バルセロナの街並みを空から眺めることができました。ヘリの他には、観光バスで、定番のグエル公園やサグラダファミリア観光をしました。夜は、挙式会場の第2候補だったカタルーニャ音楽堂に行き、そのすばらしい建築と、コンサートを楽しみました。私達は疲れてウトウトしていましたが、スペイン人は深夜でも元気いっぱいに歌っていました。
 


カテドラル前にて。


右上がサン・パウ病院。
中央下がサグラダファミリア。
 
 


地上からも見学しました。


理想のボードが作成できました!
皆さんのお陰です。
 
 
10月9日 バルセロナからオランダを経由して日本へ
送迎車に乗って空港へ。お土産で重くなったスーツケースを自力で運ばなくてよかったので、とっても楽でした。空港で最後のショッピングを楽しみ、帰国の途へつきました。翌10月10日に、無事に成田着。
 
〜その後〜
12月11日 日本で披露宴
ウェルカムボードは、挙式でお世話になった&街で出会ったスペインの皆さんの写真で飾りました。この写真撮影では、現地スタッフさん(平橋さん)が駆け回ってくださり、無事13枚+@の撮影ができました。これも、山田さんが、私の熱意を、しっかりと現地に伝えてくださったからこそ、成功できたのだと思います。スケッチブックの準備&持ち運びが大変でしたが、来場者から「スペインの人に協力してもらったなんて、すごいね!」との声を頂けたので、その苦労も楽しい思い出です。モンテフリオ市役所で頂いた貴重なオリーブオイルは、1本は会場ディスプレイとしてお披露目し、1本は料理のドレッシングとして、来場者にふるまいました。披露宴中は、挙式DVDを上映しました。先輩花嫁達からは「すごく楽しそう!私も海外挙式すればよかった〜。」との声があがっていました。
 
一生に一度の思い出作り、モンテフリオの景色が気に入った方は、是非モンテフリオに行ってみてほしいと思いました。和やかな街並みの中に「情熱のスペイン」を感じることができる、落ち着くような、でも不思議と心躍るような空気が、出迎えてくれるはず・・・。そしてきっと、アンダルシアの太陽が、結婚する二人を祝福してくれると思います。

最後に改めて、山田さんへ感謝の意を伝え、本文を終えたいと思います。

「山田さん、貴方のおかげで最高の挙式になりました。muchisimas gracias!!」

植木 慎太郎&夏美
 
理想のボードが作成できました!皆さんのお陰です。
 
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