シェーンブルン宮殿で挙式をされた横溝様よりこのようなメールをいただきました。

御無沙汰しています。
お元気ですか?2010年6月5日、オーストリアのシェーンブルン宮殿で挙式を行 なった横溝弘樹・妙子です。
この度は、予定3か月前という急な依頼にも関わらず、快く挙式&新婚旅 行の調整を行なっていただきありがとうございました。

私たちがシェーンブルン宮殿を知ったのは、"世界遺産"というTV番組で取り上げていたのを見た 事がきっかけでした。その番組を見て、「ここ、いつか行ってみたいね」と話した事を覚えています 。その後数ヶ月して結婚の話が持ち上がりました。元々海外で挙式を挙げたいと考えていた為、何と なく本屋さんで海外ゼクシーを開くと、その中に見た事のある建物・・・"シェーンブルン宮殿"が載っ ていました。「ここでも挙式できるんだぁ」というのが第一の感想で、二人とも迷う事なくここで式 を挙げる事を決めました。結婚の段取りを進める中で、途中回り道はしましたが、リージェンシーの 藤本さんに担当して頂き、驚くほど早く様々な手続きを済ませる事ができました。本当に感謝してい ます。

新婚旅行中に挙式を兼ねる形で、私たちはドイツのミュンヘン→オーストリアのザルツブルグ→ウィーンという11日間の旅程で日本を発ちました。全日空で成田に向かう機内で、「本日は新婚旅行と 伺っております」とアテンダントの方から「ご結婚おめでとうございます。○○機スタッフ一同より 」と書かれたメッセージを頂き、大変嬉しいプレゼントとなりました。成田からはオーストリア航空 でしたが、座席を隣り合わせるのは難しかったようで、離れた座席に座らざるを得ない事になりまし た。しかし、同じ状況の他の夫婦の方々がおられ、それぞれの座席を移動する事でお互いに夫婦同士 で座れるようになり、12時間のフライトに一安心しました。帰国便でも席が離ればなれという事態が 発生したのですが、その際は現地スタッフの方がオーストリア航空との交渉を買って出てくださり、 隣の席にして頂く事ができました。
 
 
 
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
   
 
初日のミュンヘンでまず行なったことは駅で売ってあるドイツ名物のソーセージを買って食べる事でした。他の人がどういう形式で注文しているのかを遠くから必死に観察し、いざ注文へ!! ドイツ語と英語を織り交ぜながら、店員へ食べたいものを伝えるのにはやはり時間はかかりましたが、なんとか欲しいものをゲットすることができました☆カレーのスパイスが振りかけてあるソーセージ(カリーヴルスト)はかなりの美味でした。
 
   
 
翌日、車好きの主人が切望していたBMW WeltとBMW博物館に行き(ミュンヘンはBMWの本社があるので)、とても広くて見所が沢山なのでそこで丸1日を過ごしました。BMWのショーとして館内をオートバイが階段を登っていたり、試乗車が館内を一周しながら外へ出て行ったりするなど、本社のスケールの大きさに、ただただ驚くばかりでした。試乗車は現地の購入予定者のみしかのれないようでした。また、博物館側では歴代のBMWのモデルが横一列に並んでいたり、各年代Mシリーズのエンジン音を聞く事ができたり、車にはあまり詳しくない私ですが、とても興奮しました。楽しくなり過ぎてしまい、はしゃいでる写真がたくさん残りました。(笑)
 
   
 
   
 
ミュンヘンからザルツブルグへは列車で移動しましたが、ウェディングドレスを入れたトラベルスーツケースが大きかったので、自分の座席に収納できず、自転車乗りの方々に少々ご迷惑をかけてしまいました。

ザルツブルグではサウンド・オブ・ミュージック・ツアーに参加しました。サウンド・オブ・ミュージックは幼い頃に見て以来の憧れで、いつかその場所に行ってみたいと思っていたので、念願叶ってのザルツブルグでした。 ツアー集合場所では誤って別のツアーコース(英語解説のみ)のバスに乗るというハプニングはありましたが、申し込み会社の日本人のスタッフの方がツアー出発前に私たちを発見して、本来の日本人用のコースに案内・解説してくださった為、安心して参加する事ができました。しかも、その日は私たちだけが日本人用のツアーに参加でしたので、貸し切り車両となり、贅沢な時間でした。
ドレミの階段、小人の銅像、撮影していた宮殿などさまざまな場所を回ってもらい、写真も撮ってもらいました。時間は2時間半程でとても短く感じましたが、充実した時間でした(*^_^*)
 残念だったことは、ツアー中のヘルブルン宮殿でカメラを落とし、レンズが破損したこと・・・(涙)しかもそれは私が、バレンタインに主人に贈ったものだったのですが、あまりにも主人が落ち込んでいたので、責める事もできず、「宮殿で壊れたんだから、カメラも本望だよ」など訳の分からない慰めの言葉を掛け続け、念の為に持って来ていた10年前のカメラを出して旅行を続行しました。
ヘルブルン宮殿はかつていたずら好きの司教が住んでいたという話がありますので、もしかするとそのいたずらに引っかかったのかもしれませんね。

午後からは、ツアーで案内してもらった場所を復習!!と言い、二人でゆっくり散策しました。 ツアー中、宮殿についての説明や教会の見分け方(カトリックやプロテスタント、ゴシックやバロックなどの建築様式の違い)や、旧市街と新市街など町並みの説明があり、モーツァルト生家やゆかりのある教会、指揮者カラヤンの家など興味のある所にスムーズに行く事ができました。加えて、乗り物や建物の見学などが無料や割引になるザルツブルグカードという観光客向けの便利なカードの存在も教えてもらい、お陰で殆どの場所を気軽に見学できました。そのカードはバスも無料になるし、右も左も分からない私たちにとっては、心強い旅の味方でした。ザルツブルグカードは有効期限24時間ものの場合約2500円で、ホテルのフロントなどで買えます。(当時1ユーロが約110円)日本では雨だと外出する気も無くなりそうになるのですが、ザルツブルグは雨で写真を撮っても、絵になってしまう場所でした。 翌日、電車でウィーンへ。初めて1等車両に乗ったのですが、ウェイターの方が飲物の注文を取りに来られ、なんとも優雅な列車の旅でした。ミュンヘン、ザルツブルグ合わせて5日間雨ばかりだったのですが、ウィーンは晴天続きとなりました(*^^)v 手配して頂いていたホテル・ザッハーはスタッフの方々にユーモアが溢れており、サービスも盛りだくさんな所でした。部屋もとても広く、ウェルカム&結婚祝いにとザッハーからメッセージカードやシャンパン1本が届けられた事にも驚いたのですが、薔薇が部屋中に飾られており、ベッドにも薔薇でハートマークがあしらわれていた事にも感激しました。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
   
 
挙式を翌日に控え、一仕事・・。

10年前のカメラではウィーンを撮りきれないと新しいカメラを買いに・・・とホテルのコンシェルジェに近くのカメラ屋さんを教えてもらい、そのお店へ。
ショーウィンドウに展示してあるカメラを見て、外から店内を覗き、個人のお店だったので日本にある電器店のような大型店舗に慣れてしまっている私たちには、海外での物の相場も分からなかったので店内に入る勇気がなかなか出ませんでした。
他にもお店がないかと周辺を一周りしたのですが、見つけることができず、勇気を持って最初に教えてもらったお店の中へ入りました。
店主は穏やかな年配の方で、英語で相談OKという事でしたので、色々とカメラの説明をしてもらいました。価格や付属品、保証期間など丁寧に説明して下さり、何とか購入する事ができました。
主人が交渉したので、どのような会話がされたのか詳細はよく分かりませんでしたが、元々使用していた同じ日本製のメーカーのもので、以前のものよりも機能が優れていた為、結果的に更に素晴らしい写真を残す事ができました。
 
 
 
     
 
カフェの街として名高いウィーンでは毎日欠かさずカフェ巡りをし、帰国前日まで毎晩コンサートにも出かけました。ザッハトルテを本家本元のカフェザッハーで食べ、本場の味とその雰囲気に感動しましたが、翌朝ホテル・ザッハーの朝食でザッハトルテが食べ放題だったのには驚きました。朝っぱらでしたが、ちゃっかり2つ頂きました☆別の宿泊客の方の中にはシャンパンを飲んでいる方もいらっしゃいました。何とも優雅なウィーンの朝でした。
 
   
 
そして6月5日、いよいよ待ちに待った挙式の日。ザッハーの朝食会場で「いよいよ今日だね」などと話しながら、挙式へ向けての準備が始まりました。ヘアメイクはオーストリア人美容師が担当してくださいましたが、イメージしていた髪型が載っている雑誌の切り抜きを日本から持って行っていたので、ジェスチャーと簡単な英語を駆使しながら不自由を感じる事なく、綺麗に仕上げてもらう事ができました。ウェディングドレスは日本から持って行ったのですが、着付け方法を借りたお店から習っていたので、思っていたよりも順調に着る事ができ、部屋の中で写真撮影をしたり、お互いに服装チェックを行ったりなど、出発直前まで楽しい一時でした。

そして、オーストリアの挙式ではリージェンシーのホームページ上でも有名な山田さんが到着し、ブーケ、ブートニアを頂いたのです。それは生花で、とても可愛い純白の薔薇で作られていました。そして、挙式の流れなど最終確認を行い、いよいよシェーンブルン宮殿へ。ザッハーの玄関前に横付けされたピカピカのメルセデスベンツに案内され、シェーンブルン宮殿に行く前にウィーンの街並みや建物、銅像などについて様々な事を山田さんから説明してもらいながらの道中。前日に、「この建物は何だろう?」なんて話していた私たちにとっては興味津々な話ばかりでした。山田さんは非常に饒舌なのでその話しっぷりについていけたかどうかは別にして、ペンとメモ帳を持って来ておけば良かったと思うほどでした(笑)ガイドブックより、山田さんですね。

そんな楽しい話も束の間、移動中の車内でネックレスとイヤリングをザッハーに忘れて来た事を思い出し、どうしよう・・・と1人考えていたのですが、山田さんがすかさず気付いてくれて、「どうかしましたか?」と声をかけて頂き、ザッハーまで車を戻して頂く事となりました。ホッとすると同時に、「凄い勢いで話をしていたのに、山田さんは何故気付いたんだろう?凄い人だなぁ」と感じました。
 
 
到着したシェーンブルン宮殿では、改めてその壮大さを実感し、豪華さにただただ圧倒され、挙式前の緊張も忘れるほどでした。宮殿の絢爛さ、装飾の華麗さ、庭園の美しさ、ドイツ語で語りかけられる結婚式の言葉、天気にも恵まれ、その中で大切な人と人生を誓い合う事ができ、たいへん思い出深いものとなりました。白金の間以外でも写真撮影に臨んでいる間、世界中の観光客の皆様から祝福の言葉を頂き、幸せな気持ちでいっぱいになりました。写真もたくさん残すことができ、オプションのDVDの仕上がりも映画のように素敵でしたのでとても驚きました。ビデオは何回か見たら見なくなるものだろうと思っていたのですが、今だに週に1度ほど見返しています(笑)シェーンブルン宮殿には結局3日間足を運び、満喫しました。

挙式から1ヶ月後の日本での披露宴ではそのDVDや写真を見れるようにしていたのですが、招待客の方々はしばらくその映像の中に出ているのが私たちとは気付かなかったそうです。ですが、地元ではあまり海外挙式自体の前例がなく、たいへん楽しんで頂いていました。
 
 
 

 
 
 
 
リージェンシーの藤本さん、挙式関連でお世話になりました。
山田さん、空港間送迎などでお会いした現地スタッフの方々、皆様に、人生においてまたとない、今回この素晴らしい挙式を挙げる事ができました事に心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。 

横溝弘樹様&妙子様

 
 
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