マントン市庁舎「サロン・ド・マリアージュ」で挙式をされたK&A様よりこのようなメールをいただきました。

2010年6月21日から27日の日程で、ニース、マントン、パリを訪れました。梅雨の日本を飛び出して、からりと晴れた南仏で行った挙式は一生の思い出になりました。

マントンはニースから車で1時間、人口は3万人ぐらいの小さな街です。その分、主な見所は歩いて回れるし、ビーチもそれほど混んでいません。日本人の観光客もほとんど見かけることはありませんでした。実は、二人の間で、結婚式を挙げるならマントンの「結婚の間」でという思いは、昔からありました。私が4年前に一人旅で訪れて、華やかだけどのんびりした街の雰囲気に魅せられました。その後、出会った妻も友人と南仏に出かけたときに私の薦めで訪れ、一目で気に入ったというわけです。
 
式にはなかなか海外旅行の機会がない両親・兄弟を招待しました。今まで育て、見守ってくれた恩返しをしたかったからです。海外での挙式に少し不安もありましたが、当日はゆったりしたスケジュールで精神的に余裕をもって臨めました。準備は日本語のとても上手な通訳さんとヘアメイクの女性が手伝ってくれました。ブーケも事前に送っていた写真のイメージ通りに仕上げてもらい、大満足でした。
 
会場の「結婚の間」に入ると、なぜかホッとした気持ちになりました。コクトーの絵が控えめの照明の下で、浮かび上がっていました。写真で見るよりずっと鮮やかでした。 女性の市長代理さんによりフランス民法に則って式は進められました。緊張はしましたが、節目節目でカメラマンさんが盛り上げてくれてなごやかな雰囲気でした。
 
   
 
式が終わり、結婚行進曲の流れる中、表扉が開かれ、フラワーシャワーを浴びながら市庁舎前に出ました。通りかかる車がクラクションを鳴らし、見ず知らずの地元の人が手を振ったり写真を撮ったりしてくれました。街全体が祝福してくれたようでした。  
 
その後、出席者にシャンパンとスナックが振る舞われました。グラスが空くと「花婿さん」と呼ばれ、次々にシャンパンを注がれました。市の方から壁画の説明やコクトーの話を聞いてにぎやかに過ごしました。市長代理さんに「以前訪れて二人とも気に入ったので、ここで式をすることにしました」と伝えると、喜んで下さり、「今度は子どもも連れて遊びに来てね」と言われました。コクトー美術館とヨットハーバーで写真を撮ったあとは、夜までフリーだったので、ホテルのプライベートビーチで泳いだり、部屋で昼寝をしたりして夕食まで過ごしました。
 
ウェディングディナーはホテルのビーチにあるレストランが会場でした。料理もおいしく、だんだんと日が暮れて行くにつれ、ビーチから見えるオレンジやピンクの旧市街の建物が、ライトアップされる様子がとても印象的でした。ホテルの方をはじめ、式に携わって頂いた市の方にも大変親切に接して頂きました。
 
「リージェンシー」さんは、マントンでの挙式を考えていた矢先インターネットで知りました。どうしていいのかわからない状態でしたが、さすが「ヨーロッパ挙式のプロ」、アドバイスを交えながらのプランニング、うまくこちらの要望などを引き出しながらのアレンジをしてくださいました。大変感謝しています。私たち二人にお互いの両親、兄弟、姉妹と総勢10人の大所帯になり、様々な旅程をくんでいただいたのですが、その後のサポートまでしっかりとしてくださったので家族も大変喜んでいました。日本からはなかなか訪れる機会のない、南仏で式を挙げられたことは一生の思い出になりました。
本当にありがとうございました!
K&A
 
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