ミラベル宮殿で挙式をされたJ&H様よりこのようなメールをいただきました。

私たちは今回、オーストリア(ウィーン、ザルツブルク)・フランス(パリ)・イタリア(ミラノ、ローマ)と、3ヶ国に渡って旅をしてきましたが、このレポートでは挙式のことを中心に書かせていただきたいと思います。

 

■出会い・決め手

もともとヨーロッパでの海外ウェディングを考えていた私たち。
いくつかの会社に資料請求をし、リージェンシーさんにお話を伺いに訪ねたのが2009年11月末のことでした。
数ある海外ウェディング取扱業者さんの中でも、ヨーロッパを専門に扱っていらっしゃるということと、HPでのウェディングレポートなど活きた情報が豊富で、漠然としか考えられなかった海外ウェディングが具体的に想像しやすかったこと、そしてなにより対応の丁寧さから、リージェンシーさんに今回のプランニングをお願いすることに決めました。
それから約3ヶ月、担当になっていただいた山田様とメールでの連絡を重ね、挙式当日を迎えました。

 

■挙式当日のレポート

さて、今回、日程を決める際から一番気にしていたのは天候でした。
現地の気候なども考慮した上で日程を決めましたが、出国するまでは不安が残っていました。
しかしいざ当日を迎えてみると、雲ひとつない快晴!
むしろ4月上旬だというのに暑いくらいでした。
現地の人に聞いてみると、一週間前は雪が降ったとか。。。

出国前に、「大丈夫、絶対晴れますよ〜」とおっしゃった山田様の脅威をひしひしと受け止めつつ、お天気に恵まれたことにまず、なによりの嬉しさを感じました。

ザルツブルクでの宿泊先は、悩みに悩んだ末、山田様イチオシのザッハーにしました。
結果的に言うと、このホテルにして本当に良かったと思っています。
私どもがホテル選びにさまよう中、最後までザッハーを推してくれた山田様に感謝しております。
それほど素晴らしいホテルでした。

 


[ザルツブルグ] ホテルザッハー

 

窓の外にはザルツァッハ川が流れ、遠くを見渡すとホーエンザルツブルク城塞やメンヒスベルクの丘が一望出来る素晴らしい眺め。夜景もうっとりするほど綺麗でした。。。
ホスピタリティもこの上なく素晴らしかったですし、部屋の調度品や設備も文句なしの贅沢極まりないものでした。食事もほっぺが落ちるくらい美味しかったです。さすが5つ星・・・と唸らざるを得ない完璧ホテルでした。

 

その完璧ホテル、ザッハーで挙式当日の朝を迎えました。
身支度は全てそのまま部屋の中で整えます。
ヘアメイクは自分たちで行いたかったので、少し早起きをして、日本から持ち込んだコテやらメイク道具やらを広げて奮闘しました。

   
 
 

[挙式] 花嫁衣裳

 

そうこうしていると、ザッハーのかわいらしいポーターさんが部屋にブーケを届けにきてくれました。
あらかじめ日本にいるときに、好みの写真を山田様に送り、イメージをお伝えしておいたものです。
現地のお花屋さんが私たちの送ったイメージ写真にアレンジを加え、センス良くまとめ上げてくださっていました。ボリューム感など、実はかなりこだわりがあったので、ちょっとドキドキしていたのですが、もうバッチリでした。

 


[挙式] 現地で用意していただいたお花

 

そしてちょうど支度を済ませた頃、現地カメラマンの方々が部屋にいらっしゃいました。早速撮影のスタートです。慣れない状況に若干戸惑いを隠しきれていない私たちに、カメラマンの方は楽しい声を掛け、リラックスさせてくださいました。
部屋を出て、ロビーでの撮影に移ると、ホテルスタッフの方や宿泊者の方々の注目を浴び、かなり恥ずかしかった記憶があるのですが、あとで写真を見てみたら爆笑しているものが数枚ありましたので、どうやらそれなりに楽しんでいたみたいです。

 

その際、ホテルスタッフの皆さんが写真映えするようなシチュエーションをいろいろと提案してくださり、空いている部屋を貸していただいたり、会議中の部屋を通過して川沿いのデッキに連れて行っていただいたりと、粋な計らいをしてくださいました。会議中の部屋にタキシード&ドレス姿で突入したときの皆さんのビックリした顔はなかなか忘れられるものではありません。

そしてエントランスを出ると、花をあしらったウェディング仕様の専用車が待っています。
一気に挙式ムードが高まってきます。

 


[挙式] ホーエンザルツブルク城塞をバックに

車に乗り込み、いよいよミラベル宮殿へと向かいます。
ホテルザッハーとミラベル宮殿は目と鼻の先なので、あっという間に到着です。

 

“ザルツブルクの宝石”と呼ばれるこのミラベル宮殿は、ザルツブルクを代表する観光名所でもあります。
宮殿内に入り、天使の階段と呼ばれる階段を上っていくと、式場である大理石の間です。宮殿内でもひときわ豪華な造りのこの大理石の間は、世界で最も美しい婚礼の間と讃えられているそうです。
そしてこの大理石の間はもうひとつ、かつてあのモーツァルトが幼少期に演奏会を開いた由緒ある場所としても知られています。
そんな大理石の間・・・。
大理石と金箔が施された豪華な造り、高い天井、そこに漂うしんと静まりかえった空気が、なんとも荘厳な雰囲気を醸し出しています。

その静寂の中、演奏者がオルガンを弾き始めると、いよいよ式のスタートです。

 
 


[挙式] 生花のリングピロー

 


[挙式] ウェディングドレス

 
 

生演奏のオルガンの音色が高い天井いっぱいに響き渡ります。これはかなり感動的で、新婦は高揚の境地へ、新郎は緊張の境地へとたちまち連れて行かれました。

その高揚と緊張の中、夫婦の誓いを交わし、誓約書にサインをすると式は終了です。
晴れて夫婦となりました。
遙々地球の裏側までやってきて、異国の地で誓いを交わしたことは、一生の記念です。

 


[挙式] 指輪の交換

さて、儀式が終わると、今度は撮影タイムです。
大理石の間、天使の階段に、カメラのシャッター音と笑い声が響き渡ります。
そして宮殿内から外へ出て、庭園での撮影に移ります。
このミラベル庭園は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台にもなった場所です。
彫像や花壇、噴水などを備えたこの広大な庭園は、四季を通じて色とりどりの花が咲き、美しさの中に悠々とした雰囲気を醸し出しています。背景にホーエンザルツブルク城塞が見え、まさにMiravellの名の通り、本当に美しい眺めの庭園です。

 

宮殿から庭園に出ると、観光客の皆さんのカメラのシャッターが、祝福の言葉とともに私たちに向かって一斉に切られます。
ひたすらひたすら撮られます。
内心とても・・・気恥ずかしいのですが、そこは笑顔で『ダンケ☆』で決めます。

そのような感じで撮影をしていると、なんとそこへちょうど50年前の同じ日、同じ時間に結婚式を挙げたという御夫婦が通り掛かられ、少しお話をしました。
奥様は私たちを見てとても感慨深い様子でした。今も変わらず仲むつまじい御夫婦を見て、私たちも、50年後とはいかないまでも、また数年後の同じ日・同じ時間にここを訪れたいね、と二人で話しました。
そのときに、きっとちょうど結婚式をあげているカップルがいて、今度は私たちが『○年前の同じ日、同じ時間に、私たちもここで式を挙げたんだよ』と言うのがプチ夢です。

 


[挙式] ミラベルガーデンにて。
雲ひとつない快晴!

 

そして、庭園での撮影を終えると、そこにナント白馬の馬車が!!
・・・実物を見ると、もの凄い迫力です。
絵本の中から飛び出して来ちゃったような感じです。

今回数あるヨーロッパの宮殿の中からミラベル宮殿を選択したのは、この白馬の馬車が魅力的だったからというのがひとつあります。日本ではちょっと考えられないような、まるでおとぎ話のようなシチュエーションの中に身を置くのは、結婚式ならではの贅沢という感じがして、かなり魅力的でした。

その、楽しみにしていた馬車・・・いざ乗り込むと、再び観光客の方のカメラが私たちに向けられます。そうですよね、撮りますよね。
もはや余裕で『ダンケ☆』です。

そこから、山田葉子さんやスタッフの方、カメラマンの方々とお別れし、馬車にて1時間弱の市内周遊の旅です。
馬車での周遊は・・・とにかくもの凄い注目を浴びます。
ザルツブルクはオーストリア有数の観光地ですので、観光客の方が非常にたくさんいらっしゃるのですが、皆さん笑顔で手を振り、祝福の言葉を掛けてくださいました。
途絶えることなく続くその祝福は私たちの心に非常にあたたかく響き、とてもしあわせいっぱいな気持ちで周遊を終えました。

 

そしてホテルに帰ると、なんと新郎から新婦へのサプライズが用意されていて、新婦感激。
聞くと、なにやら山田様と二人でサプライズプランを練り練りしてくれていたとのこと。。。
部屋に入って本当にびっくりしました!
そしてとぉーっても感激しました!
山田様、山田葉子さん、御協力有難う御座いました!

 


[挙式] 部屋いっぱいのお花!

 

その後、市内の観光へ出掛けると、『朝の花嫁だ』と声を掛けられたりしていただき、ちょっとした有名人になりました。
山田様から、“挙式当日のザルツブルクの主役はお二人です”とのメッセージを当日の朝に頂いたのですが、決して大げさではなく、まさに本当にそんな感じでした。

 


[ザルツブルグ] ミラベル参上!の妻

 

早いもので挙式から2ヶ月が経ちますが、今こうやって思い出してみても、夢のような一日でした。もうこれ以上ない思い出として私たち二人の心に深く深く刻み込まれ、それはこれからどんなに時を重ねても色褪せないであろう大切なたからものです。

 

■あとがき

今回ヨーロッパでの海外ウェディングを決めるにあたっては、いろいろと迷うこともありましたが、結論から言うと、ヨーロッパ、そしてオーストリアを選んで本当に良かったと思っています。
なにより、日本では決して味わうことの出来ない感動を存分に味わうことが出来ました。
宮殿での挙式はヨーロッパならではのものですし、建築の重厚感、芸術性は抜きん出ていると思います。私は建築の仕事に携わっているので、以前からヨーロッパの建築に興味があったのですが、実際にその建物の中に身を置くと、いい知れない緊張感と感動が湧き上がりました。この由緒ある建築の中で、自分の記念すべき一日を迎えられたことが、とてつもない贅沢に感じたものです。
宮殿、馬車、街並み、ホテル・・・全てが融合し、まさに王子様&お姫様の気分が味わえます。

ヨーロッパウェディングは、金額的に高額となるイメージだったのですが、トータルでみると思ったほどには膨らまないですし、もし日程的に余裕があるなら断然お勧めしたい場所です。期待した以上の感動を得ることが出来ると思います。

最後にこの場をお借りしまして、今回お世話になりましたリージェンシーの皆様にお礼をお伝えしたく思います。
まず・・・なんといっても担当していただいた山田様!私たちのいろいろなわがままを全て叶えてくださり、本当に感謝しております。
直接お会い出来たのは、最初の申し込み時と、旅行一週間前の納品時の計2回でしたが、キラキラとした瞳でヨーロッパを語る山田様の熱さは大変印象深く、その間のやりとりはメールでしたが、その文面からも山田様のキラキラ光線、私たちにちゃんと伝わってきておりましたよ。今だから聞けますが山田様、あなたは何者ですか?私たち夫婦は山田様のことが大好きです。

そして、ザルツブルクにて、挙式当日ザポートしてくださった山田葉子さん。その節はお世話になりました。とても気さくで気持ちの良い葉子さんの性格に、私たちは随分とリラックスすることが出来ました。随所に女性ならではの細やかな気配りもしてくださり、感謝しております。これからもたくさんの方々にしあわせを届けてあげてくださいね。

そして・・・23日間という今回のロングハネムーン。
最終国、イタリア・ローマにて、いろいろとお世話になりました現地スタッフのルイスさん。本当に有難う御座いました。6ヶ国語を操るマルチリンガルのルイスさんは、永遠に私たちのアイドルです。素敵な奥様とお幸せに!

今後の御社のさらなる発展とスタッフの皆様方のご健勝をお祈りし、微力では御座いますが、このレポートがお役に立てれば嬉しいです。

J&H
 


[ウィーン] 芸術性にうっとり

 


[ウィーン] 叫ぶ妻

 


[パリ] セーヌ川クルージング。
寒いけど夜景がオススメです。

 


[パリ] 凱旋門から見た夜のシャンゼリゼ通り

 


[パリ郊外] ル・コルビュジェ設計のサヴォア邸

 


[ローマ] ヴァチカン市国

 
 
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