ヴェルリー城で挙式をされたM&T様よりこのようなメールをいただきました。

私は大学でフランス語を学んでおり、短期留学もしたので、大人になってもどうしてもまたフランスに来たい、と思っていました。フランスにおいて挙式&のんびり個人旅行、ということができるので海外挙式は最初から念頭においていました。 フランスの中の会場をいくつか調べましたが、せっかくなのでパリのアメリカンチャーチのようなところよりも、よりフランスらしい、フランス気分を満喫できるところを望んでいて、ロワールの森の奥にひっそりとあるヴェルリー城がひと目で好きになってしまったのです。

 

ヴェルリー城のあるロワール地方のオービニーは、パリから高速で2時間ほどの丘陵地帯にありました。都会の雑踏をはなれて、目の前にひろがる田園風景のスペクタクル!グリーンの丘陵と黄色のかれんなお花畑のじゅうたんとコバルトブルーの空のおりなす世界に私は、一瞬、おとぎ話の世界に来たのかな、と錯覚をおぼえました。とにかく美しい!感激もひとしおの中、深緑の森の奥に、ヴェルリー城はありました。
村人もまばらな地方で、見渡すかぎりドゥボグエ伯爵の領土のため、辺りには都会のような雑音は一切なく、小鳥のさえずりがとても大きな声として耳に響いてきます。それだけの自然の静寂さにふれたことはかつてなかったので、私はすっかり「眠りの森の姫」のような、しいん、とした中にひとりたたずむ姫、と思えてきました。

 


絶景のなかに閉じ込められて至福です

 

由緒ただしいヴェルリーのお城のチャペルの挙式は、とにかくmagnifique!!!!すばらしかったです。ドゥボグエ家のすべての子女はここで挙式をあげるのだ、と聞き、とても胸が高鳴りました。また、あるとき子女のひとりが子供のときにいたずらで土壁をけずっていたら、内側から壮大なフレスコ壁画がでてきた、という逸話は、やんちゃな子供時代を思い出させてくれ、緊張した私は、自然と笑顔になりました。
シンプルだけれども神秘的な気持ちになる美しい祭壇をふりむくと、素敵なばら窓からさしこむ光が美しく、私は敬虔な気持ちになりました。テーブルやいすも使い込まれており、歴史をしのばせてくれました。決してピカピカの新品、というところではないですが、シンプルで長年の重みを感じさせとても良かったです。

 


ウェルカムボード
白いバラにふちどられて、パーフェクト!

 


二人の準備ができて、おりてくるところ

 


ブートニアをさすわたし
(ヘアアレンジにも注目!)

 


準備ができて幸せ


お城の玄関に登場
(パンパカパーン!)

 


おごそかな式。
伯爵自ら祝詞をあげていただく

 


チャペルの外で記念撮影

 

挙式後のパーティは、ヴェルリー城の一角に書斎があり、そちらを会場にしてもらえました。私は外国の邸宅の中でも書斎コーナーが大好きなので、心の底から嬉しかったです。その中のきれいなソファに私、夫、私の両親の4人は座り、ドゥボグエ伯爵とお話しをする機会をいただけました。素敵なお城に公式に招待された客人のような気持ちになり、とてもとても幸せでした。私の拙いフランス語にもしっかりと耳を傾けてくれて、とても紳士な振る舞いにすっかり伯爵のとりこです。また、手作りのおいしいケーキ、みたことのないラベルのシャンパン(美酒!)に、わたしたちは幸せ酔いをしました。
そして、現地スタッフの渡辺さんという素敵なお姉さんがいたことが私の結婚式の画竜点睛でした。彼女がいなかったら、私たちは、やはり、いろいろな場面でストレスが多く、円滑な結婚式とはいかなかったでしょう。彼女の心やさしさ、気配り方、いい意味でのゆったり感、心の底から信頼できる清潔な気品さがこのお城のセクレタリストにふさわしく、私はすぐに打ち解けてしまいました。ありがとうございました!!!

 


ハッピーサプライズのケーキ。
ありがとうございました!

 

ウェディングドレスは、リージェンシー・グループで紹介されたウェディング・プレッジさんの豊富なドレスの中から、私と私の母の理想のクラシックなドレスをリーズナブルプライスでレンタルすることができ、幸せでした。
現在は、ベアトップタイプのドレスが流行ですが、私はグレース妃のような正統さを彷彿とさせる長袖のタイプが好みです。当然、あまり流行でないので在庫がないようでしたが、なんと、つけそでタイプをだしてくださり、私は感激しました。レースの袖もつけてもらい、お姫さまのような気分でした。
写真撮影も、フランスの写真家の方が丁寧にいやがらず、たくさん写真を撮ってくださいました。私の父も、カメラマン役をしていたのですが、二人が一生懸命意思疎通をしていて楽しかったです。すばらしいロケーションで、あますところなく写真が撮りたい、というのが私のひそかな願いでしたが、あまりつれまわしてはいけないのかな、と危惧していましたが、笑顔で撮ってくださったので、嬉しかったです。

 


バラのブーケ

 

リージェンシー・グループの長妻さんは、完全に私の理想のミスター・ウェディング・プランナー!!!
一度、高額の値段に意気消沈して私たちはあきらめて帰ったのですが、半年後、長妻さんの笑顔が忘れられなくて、貯金もなんとかできましたので再度訪問!!!天然の私に長々とつきあってくださり、ありがとうございました。ちなみに口やかましい母も長妻さんが大好きでした。リージェンシーさんのお店を出たあとの、母の「合格!」のひとことに、ほっとしました。私たちの相手をするのは疲れると思いますが、とにかく年季がはいった方が一番です。ゆっくり話を聞いてくださったり、説明するときにも「よろしいでしょうか?」とワンクッションをおいて丁寧に説明してくださる、“お父さん”タイプの長妻さんはとても良かったです。

 

ただ、1点だけ残念だったのはロングフライトだったので体の調子がすぐれない夫側の両親をお招きすることができなかったことです。フランスがハワイの距離にあったらいいのに!→無理な相談!?
最後に私が切に願ったことは、あぁ、絶対に日本の誰にも紹介したくない!!!でした。(=ひとりじめしたいんです!)

M&T
 
ウェディング・レポートをもっと見る
 

本ホームページの内容、及び画像を無断で使用することを禁じます。©リージェンシー・グループ株式会社