なぜフランス？なぜヴェルリー城？

大学生でフランスに初めて行ったとき、エクスカーションでフランスの古城をめぐったことがありました。そのときから、フランスで挙式したいと考えていたわけではありませんが、さまざまな挙式スタイルを検討する中で、フランスの歴史ある古城で挙式できたらこれ以上素敵なことはないと考えるようになりました。そうして見つけたのがリージェンシーさんです。担当の佐川さんとお話しするうちに、ヴェルリー城で挙式し、新婚旅行を兼ねて南仏の村々を巡るという夢のような旅行が現実味を帯びてきました。

その後はフォトツアーで様々なフォトスポットへ。カメラマンさんはこのお城ならではの美しいポイントをよくご存じで、快くシャッターを切ってくれます。その間生演奏の奏者の方もずっと演奏を続け、フォトツアーに花を添えてくれました。フォトツアーの後は伯爵と乾杯のレセプション。日本からは箱根の寄席木細工のからくり箱をプレゼント。伯爵は興味津々で、説明書を見ずに開ける、と箱と格闘していました。フランス語を学んでいたおかげでたどたどしいけれど直接お話しできたのもうれしかったです。
挙式の余韻を楽しみながら、ランチを取り、その後着替えてサイクリングへ。4月末はちょうど菜の花が満開で、サイクリングにはぴったりの季節。挙式での緊張もほぐれ、ゆったりとフランスの田舎の風景を楽しむことができました。

その後…

ヴェルリー城からパリへ向かい、リオン駅からTGVでアビニョンへ。そこからは、あこがれていたプロヴァンスの美しい小さな村々を巡る旅。特に宿泊したゴルドと赤い土の村ルシオンでは、家の一軒一軒がかわいく、村人たちも暖かく、とっても素敵でした。そこからさらに南下してニースを拠点にエズ、モナコ、マントンまで足を伸ばしました。3日間滞在した後、飛行機でパリへ。その後急いでレンヌ行き列車に乗り、一路モンサンミシェルへ。モンサンミシェルにつくともう夕方。対岸のホテルで一泊して次の日モンサンミシェルへ渡り、見学。その後はパリに戻り、お土産や日本の披露パーティーで配るお菓子を調達したり、美術館を巡ったり。村々を巡ってきた後のパリはちょっと騒がしく感じるけれど、そのそっけなさがやっぱり都会もいいなあと思わせてくれました。

最後に

この旅行のプランニング・手配をしてくださった佐川さん、ヴェルリー城で大変お世話になった渡辺和子さん、ド・ヴォグエ伯爵、参列してくださった宿泊者の皆様、フランスでの挙式に賛成してくれたそれぞれの両親に心から感謝したいと思います。
レポートが大変遅くなったことお詫び申し上げます。
また、最後に、これから挙式をお考えの皆様、あわただしくない、のんびりとした挙式がしたい、本当のお城で挙式をあげてみたいと思っていらっしゃったら、ヴェルリー城での挙式をぜひ、お勧めします。本当にお世話になりました。またヨーロッパに旅行する際には、ぜひプランニングをお願いさせていただきたいと思います。