マントン市庁舎「サロン・ド・マリアージュ」で挙式をされたCandY様よりこのようなメールをいただきました。

結婚より何年も前にコクトーのマントン市庁舎の結婚の間の絵葉書を見た時から、「運命の人に巡り会いたい!」という思いと共にここで結婚式しよう、と心に決めていました。実際の正面の壁画は想像していたよりもずっと大きく、コクトーの物語の世界に入り込んだような気持ちになりました。

お洒落で温かいお人柄の市長代理がマントン市4カ条を読み上げられました。指輪の交換、誓いのキスをして、結婚行進曲で、バージンロードを歩き、外に出たとたん「おめでとう!」 の言葉と共にライスシャワーが。「バラバラーッ」と頭上で大きな音を立てるお米に驚くやら嬉しいやら、心から楽しかったです。参列者は私の家族、友人と、私と夫を出会わせてくれた夫の従姉とその家族で、遠い所まで駆けつけてくれた大切な人たちと、気候も土地柄も良いマントンで一緒に楽しく過ごせてとても幸せでした。

 
 
 

私達は6月末から11泊13日でマントンの挙式に始まり、主にプロヴァンス地方を巡るスケジュールを組みました。ニースに始まり、マントン、エクス・アン・プロヴァンス、エクスからはプライベートツアーでリュベロン地方を経由してアヴィニョンまで。アヴィニョンでは定期観光ツアー、と言ってもこの時は私達だけしかおらず実質プライベートツアーだったのですが、もっと西のアルルからポン・デュ・ガールに至る地域を見ました。その後、帰国までの3日間はパリで過ごしました。

 
   
 

夏が大好きな私達は連日33℃を超す中、蝉が鳴き、ひまわり畑やラベンダー畑があちこちに見られ、オリーブ、ぶどう、アーモンドの木々が茂り、ハーブが香るプロヴァンス地方を満喫しました。新垣さん始めガイドをして下さった方々は、ガイドブックには載っていない現地の興味深い話をして下さり、旅が一層面白くなりました。

結婚式をしたマントンはもちろんですが、それ以外で特に心に残った旅は、プロヴァンス鉄道で訪れたアノット、エクス・アン・プロヴァンス、セナンク修道院とその周辺のラベンダー畑、ゴルド、フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズ、アヴィニョン、レ・ボーと周辺の畑、ポン・デュ・ガールなどです。これらの町へはまたいつか、ゆっくりと旅したいです。

エクスは洗練された活気のある町で、ここで後日行う日本での披露パーティの引き出物のお皿を買いました。また、通りかかったサン・ジャン・ド・マルト教会で偶然行われていたオペラのコンサートを聴き、現地の結婚式を3組も見るなど思い出深い町になりました。

ただ、人の良さ、旅人に対してもオープンな所、ご飯の美味しさ(果物などが新鮮)や治安の良さを含め、どこを撮っても絵になるマントンは格別でした。今思ってもマントンは不思議な所で、フランス語があまり分からないのに、まるで日本語でコミュニケーションしているかのように、リラックスして滞在を楽しむことができました。(特にナポレオンホテルのニコデモさんというバーテンダーは楽しい人でした。)

まだあまりメジャーではないヨーロッパの小さな町での結婚式や車でないと行きにくいリュベロン地方の田舎町に行くことなどやってみたいけれど今までそれだけの時間もノウハウもなく「いつかやろう」と思っていたことが、理解ある夫とリージェンシーさんのお陰で全部叶えることができ、プロの力を借りることの良さを改めて感じた旅になりました。
あと、ホテルのセレクションもとても良かったです。どのホテルもロケーションが最高で、清潔かつインテリアも可愛くまた泊まりたいと思うような所でした。特にナポレオンホテル、エクスのアクアベラ、パリのマンサールホテルは素敵でした。

 
 
 
 
 
   
 
   
 

一生に一度しか経験しない結婚式で、準備期間は心配がたくさんありましたが、現地に着いてからは色々な面においてフォローされていると感じ、普通ならばとても緊張してしまう状況なのに、夫と共に心から寛いで楽しめました。直前まで色々な希望に常に真摯に応えて下さった長妻様には本当にお世話になりました。ありがとうございました。現地スタッフの方々も温かくユーモアに溢れる人ばかりで、お任せして良かった、と思いました。本当にありがとうございました!

 

CandY

 

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