わたしたち夫婦がアマルフィ海岸のサンタ・トロフィメナ教会で挙式をしてから、そろそろ一か月が経とうとしています。リージェンシー・グループの皆さんには大変お世話になり、ありがとうございました。以下に、感動したポイント、ありがたかったポイントをいくつかレポートしたいと思います。

初日の移動は、成田空港からローマ空港へ飛び、さらにローマ空港からナポリ空港へという乗り次ぎ便だったのですが、ナポリ行きのフライトがアリタリア航空のストライキで3時間も遅延しました。今日中にナポリに着くのだろうか、と二人とも不安になりましたが、まずは落ち着いて、状況を現地連絡先へ報告しました。結局ナポリに着いたのは真夜中過ぎでしたが、リージェンシー・グループの皆さんに迅速かつ真摯にご対応いただいたお陰で、日付が変わっているにも関わらず、空港で送迎車が待っていてくださいました。さらに、航空会社にバゲージをロスト（紛失）されてしまったのですが、次の日に行うべき対応などを丁寧にレクチャーしていただきました。わたしたちは旅行が好きでよく行きますが、どんなに準備して行ったとしても、海外旅行には突発的なトラブルがついて回るものだと思っています。何かが起こったときのサポートをしっかりしていただける会社こそ、信頼できる会社です。その点、アフターフォローがしっかりしていて、海外挙式・新婚旅行という人生の一大イベントをお任せするにふさわしい会社であると、僭越ながら思われました。

挙式当日は、イタリア人のメイク担当者さん、ヘアアレンジ担当者さん、カメラマンさん2名と、日本人のアシスタントさんにお世話になりました。日本と勝手が違うということで、派手なメイクや髪形になるのでは、と心配される部分もありましたし、メイク・ヘアアレンジともにこちらのイメージを大切にしつつ、プロの視点から工夫を加えていただいたので、ナチュラルかつ大変満足のいく仕上がりになりました。敏感肌なので化粧品が肌に合うかどうかという不安もあったのですが、こちらの持参したファンデーションを使いつつも、モチが良くカメラ映りの良い美肌を作り上げていただきました。つけ毛も持参したのですが、結局使用せずに、自然なボリュームのアップ・ヘアを作っていただきました。正直なところ、日本の数多のヘアメイクさんよりよっぽど腕がいいと思います。

前日の打ち合わせの必要もなかったのでその分ナポリから途中いろいろなところに寄って観光もでき、家族にとってもよかったと思います。また、写真やビデオは、こだわりにこだわりを重ね、納得の行くまで何枚も、何度も撮っていただきました。街を歩き回ったり、何度もポーズを撮ったりするということで、日本語アシスタントさんには「お疲れになるかもしれませんがご了承を…」とおっしゃっていただきましたが、むしろ、海外の絶景のロケーションの中でモデル気分が味わえるなんて、生涯でも滅多にない素敵な体験です。わたしたちはイタリア語を話せませんし、イタリアのスタッフ陣も日本語が話せるわけではありませんでしたが、優しい日本語アシスタントさんの流暢な通訳のおかげで、意思の疎通に何の心配もありませんでした。スタッフの皆さんは快活な方々ばかりで、挙式の準備や挙式後のフォトツアーまで終始楽しく行うことができました。印象的なのは、皆さんの真剣なまなざしです。わたしの肌に似合う差し色を探すメイクさんのまなざし、あの角度でもない、この角度でもないと試行錯誤するカメラさんのまなざし……。異国から来た赤の他人のために、なぜこれほどまで真剣に仕事してくれるのだろうと不思議になるほどでした。

さらに感動したエピソードを一つ。シャンパンレセプションでわたしは母への手紙を読みました。母も涙、わたしも涙だったのですが、ふと見ると、日本語がわからないはずのスタッフさんまでぼろぼろと泣いていらっしゃいます。後で聞けば、「日本語が理解できたわけではないが、気持ちがひしと伝わってきて感動した」とのことでした。スタッフの皆さんの人柄の良さを象徴している出来事であり、スタッフさんたちが、ウェディングを単なるビジネスと考えていない証拠のように思われ人間らしいハートのあるスタッフさんたちに挙式をお手伝いいただけて、わたしたちは本当に幸せ者です。

さて、最後になりましたが、感動したポイントといえば何といっても美しい教会での結婚式です。サンタ・トロフィメナ教会は大きなバシリカ式聖堂でありながら、黄色の外装でかわいらしさもあり、町の人々に愛されている教会という雰囲気にあふれています。内装は清潔な白壁をベースに壮麗な装飾が施されており、まさに女の子が「花嫁さん」になりたいと願うときに夢見る教会といったイメージです。パイプオルガンも大きく、よく手入れされたもので、その音色は厳かというほかありません。この立派なパイプオルガンが入退場のときや誓いのキスのときに、絶妙のタイミングで式を盛り上げてくれるのです。式の最中に、夫婦ともども感動で泣きそうになりました。挙式後、フォトツアーを行い、前述のウェディングランチをしにホテルに帰ってきたのですが、なんとホテルにリージェンシー・グループからのFAXが届いているではありませんか。これには心がほっとあたたかくなりました。

さて、挙式の時期は11月ということで、やはり一番心配だったのは天候です。しかしながら、挙式当日は快晴、半袖でも問題ないくらいのあたたかさで、やはりアマルフィ海岸にして正解でした。突き抜けるような青空と、透き通るような碧い海を背景に、最高の写真が撮れました。空と海の青に、ウェディングドレスの白が素晴らしく映えています。一生に一度のドレスを着る機会なのだから、やはり絶好のロケーションで写真が撮れて良かったなぁと思います。しかも、11月はオフシーズンなので、かえって道路や施設が混んでいないというメリット付き。美味しいことづくめでした。

挙式の喜びと感謝の気持ちが少しでも伝わりましたでしょうか。この後、新婚旅行も心ゆくまで楽しみました。
このたびは、最高の海外挙式と新婚旅行を手配してくださり、ありがとうございました。安心のサポート、スタッフの皆さんのあたたかさ等々を思い返すに、リージェンシー・グループ以外では、このように心から満足できる挙式は実現できなかったのではないかと思います。心から御礼申し上げます。

こう＆ゆう