カスティーリア教会で挙式をされたN&A様よりこのようなメールをいただきました。

2008年6月4日にイタリア・カスティーリャ教会で挙式を挙げさせていただきました。
挙式と新婚旅行の手配をして下さった長妻様のお陰でとても素晴らしいものとなりました。
私たち二人より心から感謝申し上げます。遅くなりましたが、ウェディングレポートを送付させていただきます。
 
【南イタリアで挙式をしよう!】
昔、妻が南イタリアを旅行した際、エメラルドグリーンの海に面した街でイタリア人のカップルが結婚式を挙げている場面に遭遇しました。帰国後「こんな素敵な街で結婚式を挙げられたらいいね!」と私に写真を見せてくれたのが海外挙式を意識し始めるきっかけになりました。南イタリアで海が見える街での挙式という条件で長妻様に紹介していただいたのがアマルフィのカスティーリャ教会でした。地中海の香り漂うパステルカラーの街での挙式はまさに私たち二人の思い描いた夢に合致しました。
 
【アマルフィへ出発!】
挙式の二日前に成田を出発し、ローマ・ナポリ経由でアマルフィに向かいました。飛行機と車の送迎(空港-ナポリ市内-アマルフィ-ポジターノ-空港)、ホテルは長妻様に全て手配していただきました。予定より1時間遅れてナポリ着が夜11時になっても、現地スタッフのイタリア人は「1,2時間の遅れはイタリアではよくあることさ!」とジョークで温かく出迎えてくれ、長旅の疲れを和らげてくれました。ナポリで一泊し、その翌日にアマルフィへ移動しました。昨晩の陽気なイタリア人とは違って今度は片言の英語しか話さない寡黙なイタリア人ドライバーが朝10時きっかりに迎えに来てくれました。
ハイウェイ、レモン畑の山道を走り抜けると目の前にはキラキラと輝く碧い海。お昼前にアマルフィのサンタ・カテリーナホテルに到着しました。フロント係に案内された部屋はスタンダードルームでしたが、広くて光溢れる素敵な部屋でした。テラスに出るとキラキラと輝くエメラルドグリーンの海が広がっていました。早速、日本から持参してきたウェディングドレスとタキシードの皺を伸ばし、荷物整理を済ませてから街へ観光に出かけました。
 
 


アマルフィの風景

【アマルフィを散策】
イタリアは何と言ってもピザとパスタが美味しいです。特にアマルフィ海岸はレモンの産地なので、レモン味の料理を私たちは満喫しました。アマルフィの南国的な雰囲気もすっかり溶け込み、気分はすっかりイタリア人でした。昼食後に街中を散策しました。目抜き通りはバカンスを楽しむ外国人で賑わっていました。お土産屋さんで目に付いたのは重厚で鮮やかなパステルカラーの陶器でした。アマルフィ海岸でしか手に入らないまさに記念品でしたので、親戚の方々へのお土産として絵皿や壺を山ほど買ってしまいました。さすがにこれを持って新婚旅行をするのは大変ですので、お土産屋さんにお願いして船便で送ってもらいました。  


アマルフィのレストランにて

 


アマルフィ大聖堂にて


【夢のような一日】
待ちに待った挙式当日。いよいよこの日を迎えたかと思うと感慨深いものがありました。しかし、そんな感慨に悠長に浸っている暇はありません。ホテルの部屋で朝10時から現地スタッフの佐々木さんと挙式の打ち合わせが始まりました。続いてイタリア人のメイクさんとヘアスタイリストさんが入れ替わり訪れました。メイクさんが使用する化粧品が日本人の肌に合うか、ヘアスタイリストさんが日本人の髪質に慣れているか、現地に着くまで不安に思っていました。でもアマルフィで式を挙げる日本人を何人も手掛けていると伺い、安心しました。それに佐々木さんが流暢なイタリア語で通訳して下さったので、お陰様で妻の希望にそってメイクとヘアスタイルをしていただくことが出来ました。  


メイク中

 


ヘアメイク中

ウェディングドレスとタキシードに着替え、お昼過ぎからフォトツアーの始まりです。朝方は灰色のどんよりとした曇り空でしたが、丁度フォトツアーが始まる頃から青い空が広がってきました。ホテルのテラス、アマルフィ大聖堂、天国の回廊、広場等、景色の素晴らしい場所で沢山写真を撮っていただきました。カメラマンから「はい、キスして下さ〜い!」とイタリア人ならではのポーズをリクエストされた時には、ドキッとしてしまいました。でもせっかくの海外挙式ですから、そこは映画の役者になりきってフォトツアーを楽しみました。アマルフィ大聖堂で遠足に来ていた小学生の集団からかわいい声でAuguri!(おめでとう)」と祝福の言葉をいただいたり、行き交う観光客に写真を撮られたり、写真以外にも沢山の素晴らしい思い出が出来ました。
カスティーリャ教会の前に来ると今までのリラックスムードから一変して身が引き締まる思いがしました。荘厳なゴシック様式の教会は燦々と照らす太陽の明かりを遮り、歴史の重みを感じさせる冷んやりとした空気が漂っていました。教会の扉が開くとパイプオルガンの演奏が鳴り響き、幸せをかみしめながら一歩一歩ヴァージンロードを歩きました。神父様から「結婚」や「愛」についてのお話を頂き、リングの交換そして誓いのキス。夢が現実となり本当に感無量でした。一日中付き添って下さった佐々木さんに本当に感謝申し上げます。


ホテルのテラスにて

 


ホテルのテラスにて

 


ホテルのラウンジにて

 


天国の回廊にて

 


アマルフィ市内にて

 


カスティーリャ教会

 


カスティーリャ教会前

 


カスティーリャ教会前

 
【ラヴェッロへ小旅行】
挙式が無事終わり暫し放心状態になりましたが、短い滞在期間なので気合いを入れ直して精力的に動き回りました。早速カジュアルな服装に着替えて、ラヴェッロへピアノのコンサートを聴きに行きました。アマルフィからバスで30分ほど急斜面の山道を登ってゆくとラヴェッロに辿り着きます。崖の上にある丘陵の街なのでアマルフィとはまた異なる趣を楽しめました。それから長妻様から教えていただいたレストラン、Cumpa's Cosimoでは家庭的なイタリア料理、ラヴェッロの地元ワインを堪能することが出来ました。お金では買えないプライスレスな経験で した。美味しいレストランの情報を教えていただき、本当に有り難うございました。
 


ラヴェッロの陶芸店にて

 
【ポジターノへ出発】
挙式の翌日、後ろ髪を引かれる想いでアマルフィを離れ、ポジターノへ向かいました。ポジターノはアマルフィと比べると小ぢんまりとしていますが、南国の花とエメラルドグリーンの海がとても綺麗な街でした。ゆっくりと流れる時間に身を委ね、ウィンドウショッピングやホテルのプライベートビーチで海水浴を楽しみました。宿泊したマリンカント・ホテルから海を眺める事は勿論、そこからは絵になるような断崖絶壁の街並みの景色を眺める事が出来て最高でした。朝焼けでほのかな朱色に染められた街並み、黄昏時にオレンジ色の明かりがシャンデリアのようにともされた街並み、とても感動的でした。
 


ポジターノの風景

 


ポジターノで散歩中

 


ポジターノでおやつ

 


ポジターノのホテルのテラスにて

 


ポジターノ埠頭にて

 
【カプリ島】
ポジターノ滞在中、カプリ島を日帰りで観光しました。ホテルの近くにある港からフェリーに乗り、約1時間でカプリ島に到着しました。その日はあいにくの曇り空でしかも波が高かったため、青の洞窟は断念せざるを得ませんでした。「海が駄目なら山があるさ!」と気を取り直してアナカプリ地区を中心に観光しました。レモンの香りがするリキュール酒が名産という事で初めて呑んでみましたが、アルコール度が30度以上でしたので、一口飲んだだけでむせてしまいました。
 


カプリ島にて

【ロマンチック街道古城巡りの旅】
ポジターノからソレント半島経由でナポリ空港へ向かい、飛行機でミュンヘンに飛びました。6月上旬にも拘わらすミュンヘンは冬のように寒かったです。ル・メリディアンホテルでは長妻様が“Honeymooners”とホテルのバウチャーに一筆書いて下さったお陰で、サービスとしてスタンダードルームから部屋をワンランクアップグレードして下さいました。  


ミュンヘン市庁舎にて

 


リンダーホーフ城にて

 


ノイシュヴァンシュタイン城にて

一日目はミュンヘン市内、二日目は日本語定期観光ツアーに参加して、リンダーホーフ城、ノイシュヴァンシュタイン城を観光しました。タイトなスケジュールのツアーでしたので、ゆっくり見学する事は出来ませんでしたが、グリムの童話に登場するようなメルヘンチックな街、シュヴァルツヴァルトの山々に囲まれた神秘的な湖を訪れる価値はありました。
南ドイツで食事と言えば白ソーセージと白ビールが有名です。それ以外にもシュニッツェル、シュバイネブラーテン、グラシュズッペ、ブリッツェルetc.美味しいものの枚挙にいとまがありません。毎晩、ビアホールに足を運び、ボリュームたっぷりで素材の味を生かした郷土料理に舌鼓を打ちました。
 


ビアホールにて

 


ビアホールにて

 

【増えすぎて困ったお土産】

カプリ島やミュンヘンで購入したお土産品で手荷物が膨れあがってしまいました。ミュンヘン空港にある日本通運支店から別送品として荷物を送れると思っていましたが、その様なサービスは存在しない事が空港で判明しました(汗)。空港カウンターで「新婚旅行なんですけれど…」と笑顔で訴えてみましたが、ホテルと違ってサービスはありませんでした(笑)。予期せぬ手荷物超過料金の出費は痛かったです。パリでも更にお土産を買う予定でしたので、手荷物の量を減らさなければなりません。そこでパリに到着早々、オペラ座界隈にあるヤマト運輸に出向き、重くてかさばる荷物を別送品として送ることにしました。
【パリでショッピング】
二人とも何度か観光でパリを訪れているので、パリ滞在中はショッピングに専念しました。サントノレ通り、ヴァンドーム広場そしてオペラ座界隈のお店を隈無く見て回り、親戚・友人の方々の好みについて二人で相談しながらお土産を買い歩きました。美術館を訪れる時間はなくても、エッフェル塔、凱旋門、セーヌ川、etc. のように街自体が美術品で飾られているようなものですから、パリの街をあちこち歩いて景観を充分楽しみました。そして新婚旅行最後の夜は奮発してラセールで鴨肉料理を堪能しました。  


ヴァンドーム広場にて

 


カフェで一休み


アレクサンドル3世橋にて

  日本に帰国して時間が経っても、旅行の時に撮った写真を見る度に、あの時の感動と刺激的な日々を思い出します。
最後になりましたが、担当の長妻様をはじめリージェンシー・グループの皆様には大変お世話になりました。これからも貴社を通じて多くの方々がヨーロッパで素敵な挙式を挙げられますことを心からお祈りします。

N&A

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