サン・レオ教会で挙式をされた小林様よりこのようなメールをいただきました。

私達が海外挙式と新婚旅行をこちらに決めたのは、やはりヨーロッパ専門で安心して人生の一大事を任せられそうに感じたからです。実際お任せして大正解でした!

他の大手の旅行会社さんですと、どうもハワイなどのリゾート挙式が中心なようで、一応ヨーロッパの取り扱いもあることはあるのですが、パンフレットを見てもいまいちピンとこず…。

ヨーロッパ(というかイタリア!!)に行ったら挙式だけでなく、文化遺産に触れつつ本場のオペラも観たいし、食事もワインも楽しみたい、それからアレもコレも手に入れなければならない…!!と、普通のツアーでは実現不可能な濃ゆいやりたいことが満載ではちきれそうだった私。
そんな時、こちらのウェディングレポートを読んで確信しました。『ここだ!』と。

その後、夫が問い合わせの電話をしたところ、好印象で(イタリアで挙式したい旨告げたら『うちの得意分野です!』と、声のトーンが一段とアップしたと言っていましたよ)、こっそりあこがれていたリージェンシーさんに海外挙式をお任せすることが、なんとも嬉しいことにできたのでした。

そんなこんなで、かつて無かったような変わった問い合わせをして長妻さんを困らせつつも(一瞬時が止まったときありましたね)、スケジュールは無事完成。夫婦共に初のイタリア旅行を満喫してきたのでした。
 
ミケランジェロ広場での写真
 
そうそう、出発前に嬉しかったことをひとつ。
それは青山での最終書類引き渡しの際に、スケジュール表を見ながら長妻さんが綿密に説明してくれたことです。
二時間くらいかかりましたでしょうか? 夫も私もひさしぶりの海外でしかも初めての個人旅行。
送迎時に通訳さんはいるものの、それ以外の時、何かおこらないだろうか?出発が近づくにつれて期待と不安が正比例で高まっていました。
ですから、ホテルに着いたら、まず朝ご飯の場所を確認すること、電車に乗るときの具体的な注意点、美術館での予約券の引き替え方など重箱の隅をつつくようなことまで親切丁寧に根気よくメモを取りながら教えてくださったことは大変心強くありがたかったです。 そのおかげでイタリアでは素晴らしい体験ができました。
全部くまなくお伝えしたいのですが、そうすると非常に!長くなるのでなるべく簡潔にいきます。
 
ホテル
  • フィレンツェ:“ヴィラ・ラ・ヴェデッタ”
    レセプションも感じがよく、気持ちよく過ごせました(ここのフロントにちょこんとおいてあるお菓子が美味しいです。行かれる方はお試しあれ)。
    挙式の朝は残念なことに雨だったのですが、おしゃれなロビーを貸し切り状態で撮影に使用。『挙式がある都市はいいホテルをお勧めします』と言われた意味がわかりました。
    お風呂のアメニティもロクシタンでGood! また、一階ロビーにはパソコンがあり、フロントでパスワードを聞けば24時間ネット接続可のようでした。急な調べ物・日本の家族への連絡に便利ですね。
     
  • ローマ:“アンバシアトリ・パレス”
    重厚かつゴージャスです。朝食の甘いタルトやデニッシュパンなどはここが一番サクサクでおいしかった! 最後の日の朝になぜか突然お湯が出づらくなったり、出ても茶色かったりしましたが、ずっとイタリアにいたか らか(?)たいして気にならなかったです。
 
ホテル内にて撮影
挙式
出張ヘア・メイク:ヘアセットはアドバイスに従って日本から持って行ったイメージ写真のとおりでびっくり(しかも速い)。メイクも希望どおりのナチュラルメイクかつドレスに映える感じに仕上げてもらえて満足でした。派手にされたらどうしようと内心不安でしたが、私を担当してくれた方に関してはまったくそんなこと無かったです。

教会

一月中旬だったのですが、まだプレゼピオ(クリスマスから新年にかけて飾る、キリスト誕生のミニチュアセット)が飾ってあったりして、造りものでない本物の教会っていいなぁ、とこの場をお借りできた喜びと感謝をしみじみ感じました。
調子にのってその前でも写真を撮っていただいたのですが、うっかりヴェールにろうそくの火がつきそうになってしまい、撮影隊から一言「それが燃えたら、イタリアの爆笑ハプニング番組に投稿しちゃうぞ」。
 
プレゼピオ前にて
 
   
 
   
 
   
 
食(本当に抜粋)
B級グルメからちゃんとしたリストランテまで堪能しましたよ〜
 
  • ランプレドット(牛の第4胃)のパニーノ:フィレンツェにて。屋台に群がるお兄さん達の後ろから、大声で注文してゲットです!軟らかく煮込んだプルプルのモツに、イタリアンパセリのソースとすっぱくて辛いタレがかかっておいしかったです。(※ちなみにトリッパは牛の第2胃)
     
  • ビステッカ(Tボーンステーキ):これ一枚で1s!!フィレンツェと言ったらコレです!やったね!
    ところで、二人でこれ一枚とグリーンサラダで十分な量だったわけですが、先におなかいっぱいになった夫の空いたお皿に、なんとお隣のおじさん(ギュウギュウの相席だったので肘ふれあう位置にいる)が自分のお魚とポテトを分けてくれ始めたのです!しかも食べ終わるとまた別の種類のお魚をイタリア語の解説つきでよそってくれるというわんこそば状態。
    本当にこういうことってあるんですね。テレビの旅番組の中だけのことだと思ってました。人類みな兄弟、おじさんありがとう!でもかなりおなかいっぱいだったよ(笑)
 
屋台前
  • カンノーリ:ローマにてシチリアのお菓子で、映画のゴッドファーザー3のラストでマフィアの親分がおいしそうに食べていたアレ。皮は揚げてあるのでクリスピー。中は軽いさわやかなチーズのクリームです。
    ず〜っと前から一度食べてみたかったので満足!! でもまた食べたい…。

    もちろんリージェンシーからいただいたレストランガイドも活用しました。
    ローマバチカン近くのB:お席で飲み物とパスタやメインを注文してからビュッフェ形式の前菜を取りに行くシステムのようでした。パスタ・ピザは二人一皿で十分そうな量。のっぽの店員さんが感じよし。
    ローマガイドの一番最初にのっているP:レモン風味のクリームソースのパスタが絶品です。クリームソースの中にフレッシュなレモンの皮が入っていて、お席で黒コショウをかけてくれます。メインの羊のグリルも焼き加減最高。外がパリパリ、かつ中ジューシーでおいしかったぁ。夫は前菜に選んだ冷製アーティチョークの柔らか煮もえらく気に入っていました。
    例によってパスタとメインは二人で一皿のオーダーでしたが、何も言わなくても向こうで二皿にきれいに分けて盛りつけてくれたり(私たちが行った中では、イタリアでこれをやってくれたのはここだけでした)と、サービスも安心でき、心地よくお食事できましたよ。デザート以外は日本と同じくらいのボリュームだったので、パスタをもう一皿食べられたかな。とにかくリピートしたくなるお店。

ランプレドットのパニーノ
 
1sのビステッカ(この後に事件が・・・)
 
カンノーリ
 
機内食
私は知らなかったのですが、ハネムーンだと機内食がちょっとだけスペシャルになるんですね。
我々はアリタリア航空利用で、メインがお肉とお魚両方、デザートにはプチケーキ、その他にスペシャルお菓子もついていました。
ただ、うわさに聞いてひそかにかなり期待していたスプマンテ(スパークリングワイン)は、数年前にサービスを終了したとのこと。残念!!
それと、出発前に“プチ・プチサイズ”だと聞いていたケーキは、嬉しいことに思ったより大きかったです(5〜6p四方くらいのバタークリームケーキ)。
 
観光・夜遊び
オフシーズン(一月中旬)のせいかどこも混んでいませんでした。よく二時間待ちになるとか聞く、バチカン博物館も個人で普通に行ってもすんなり入場できましたよ。
それから、ローマから日帰りバスツアーであこがれのポンペイに行けたのが嬉しかったですね。
遺跡もゆっくりじっくり見学できましたし、ナポリにも寄れて得した気分です。

そしてそして、なんと言ってもオペラ!!
長妻さんに宣言したとおり、フィレンツェとローマの二回とも着物でいきました。
 『チョウチョウサンが来てる』と言われたり、隣席のご婦人が「センツァ ズッケーロ」と説明付きで飴をくれたりして楽しかったです。
フィレンツェの劇場はどちらかというと町の公会堂的な雰囲気で、親しみやすく感じました。観劇に来られている方々も正装の方からジーンズにパーカーの学生さん集団までいろいろです。
意外なことといえば、中のビュッフェがわりと充実していたこと。飲み物とサンドイッチ以外にも、ケーキやおかず系(しかもレンジでチンしてくれる)までちょこちょこっとあったので、『イタリアはどこもこうなのか?』と思っていたのですが、ローマは違いました。
 
ポンペイにて
 

トスカ第3幕目の舞台となった
サンタンジェロ城
 
そしてそのローマなのですが、劇場も立派で、今回は見学だけにとどまったミラノのスカラ座同様『本場』気分を満喫できました。深紅と金!これですよ、これ。
 
その上、演目の「トスカ」は今現在望みうる最高レベルの豪華かつオーソドックスな演出!!で思い出すと今でも溜息がでます。
残念なことに歌手は翌日の方が良かったのですが、それでも実力のある方がバランスよく配役されていたように感じられ、本場の歌手層の厚さを痛感しました。
ところで、今回は気合いの入った演目だったせいか、みなさんすごい毛皮のコート(もうあっちこっちでモサモサ 動物園かと)やなにやらで武装(?)していらしてたので、こちらも民族衣装という奥の手で対抗できてよかったです。
それから字幕なんですが、フィレンツェはイタリア語字幕ありで、ローマは字幕自体まったくなしだったことを参考までに付け加えておきます。
 
トスカを観劇したローマ歌劇場前にて
 
移動等
これから行かれる方は、その都市ごとに知りたい情報などをまとめておいて、送迎時にここぞとばかりに聞いておくといいかもしれません。みな親切に教えてくれますよ。特にフィレンツェのナカモトさん、ローマのルイスさんがとても協力的でした。
また、長期間の旅行をされる方は、疲れが出始める後半にバスツアー等を一日程度入れると、体も神経も休まってよいかもしれません。移動は座っているだけ、観光もガイドさんにお任せで楽できました。

おまけの危機一髪体験
  1. ユーロスターから降りられない!→ドアの開閉はボタン操作なんですね〜。
    後ろにいた韓国人旅行者が教えてくれました。ありがとう!
     
  2. 道に迷う→多くの場合、こちらから尋ねる前に教えてくれました。
    イタリア語はわからなくてもジェスチャーでなんとかなります。ありがとう!
     
  3. すわスリ被害?!→ローマの地下鉄。危険だと聞いていたので用心していたつもりだったのですが、どうやら危なかったようです。 近くにいた男性が女の子のスリらしき二人組(一見きれいな身なりの子供)を大声で遠ざけてくれました。ありがとう!
    これらはほっとくと大変なトラブルになる素だったのですが、その都度周りの人が見知らぬ外国人の我々を助けてくれました。彼らに感謝しつつ、日本で困っている人がいたら私も助けてあげようと思います。
 
以上、私の体験と感動をほんの少しですが書かせていただきました。

ここまでいろいろできたのも、リージェンシー(そして担当の長妻さん)に頼んだからだね〜、と旅行中からそして今でも二人でよく話します。
あまりにも楽しかったので、夫までイタリアにはまってしまい、エスプレッソマシンを買おうかと悩んでいるようです。
私の周りで、結婚しそうな友達がいたら御社を激しく!お勧めしておきますね。

近頃は一層冷えます。長妻さんもお体に気をつけて、次のカップルのためにお仕事がんばってください。

この度はお世話になりまして本当にありがとうございました。

美穂(監修・写真:裕)

 

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