ヴェッキオ宮殿で挙式をされたF&S様よりこのようなメールをいただきました。

挙式・旅行共に、たいへん楽しく、素敵な経験をすることができました。
また、挙式当日には、お祝いのFAXをいただき、ありがとうございました。
お気遣いにとても感謝しています。

通訳の中本さんにも、申請から挙式に至るまでたいへんにお世話になりました。
風邪薬までいただき、ありがとうございました。ぜひとも、よろしくお伝え下さい。

手配していただいたリージェンシー・グループの皆様や現地スタッフの方、立会人を引き受けて下さったおふたりにも、お世話になりました。
もちろん、執行していただいたフィレンツェの議員さんにも!

挙式レポートです♪

〜〜フォーマル挙式に決めたのは〜〜

結婚でしたいことはなんといっても旅行!という二人。
 
街歩きに美術館巡りを大いに楽しみたいと思っていたので、挙式自体を大がかりなものにはしたくなかったのです。一番大切なのはお互いに誓い合えればいいよねと。なのでリーガルウェディングにしようと最初に決まりました。日本にもこういう形式があればいいのですが、「公証人や役場で少人数での宣誓式」は映画で観て知っていました。私の好きな映画に「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」という、実在のチェリストの生涯とその姉妹関係を描いた作品があります。そこでも世界的チェリストの妹がユダヤ式の超豪華ハデ婚をする一方で音楽教師になる姉の地味婚がリーガルウェディングだったのです。

日本の結婚式は飽きるほど見ていたし(かつて二人とも結婚式場でアルバイトしていました)、他社のDVDを観ても冗長で退屈な式次第に二人とも眠ってしまうほどでした。どうしても参列者がたくさんいると気を遣うことばかりになるのと、自分たちの「結婚の誓い」という一番大事なところを大事にしたかったので、フォーマルにするというところから決めていってよかったと思っています。
 
〜〜ヴェッキオ宮殿(フィレンツェ市庁舎)〜〜

「街歩きするなら市街地中心部にありますしお勧めです!」と藤本さんに言われて候補になりました。
 
・旅行中心、式はドレスじゃなくてスーツがいい。
・出来るだけシンプルに進行する。あっさりスタイリッシュな感じで。

最初はヴェッキオ宮殿は派手すぎてドレス挙式で参列者が大勢いないと寂しい感じになるのでは?と少々抵抗がありました。しかし実際は挙式会場のサラ・ロッサ(深紅の間)は、パンフレット類で見るよりずっとこじんまりしていて、二人だけでスーツの挙式でも違和感がなく、しっくりきてよかったです。
写真を見ても、豪華なのに浮かない感じでしょう?(この後ろ姿の写真は「結婚しました葉書」にも使いましたが、なかなか「映画のようで素敵」と評判も上々でした♪絵が写り込んでいるのがいいでしょう!)

手配の時には、藤本さんにわがままを言って何度も組み直して頂いて、お手数をお掛けしましたが、メールでしか連絡を取っていないのに、こちらの要望をしっかり受け止めていただけてよかったです。
今だから言えますが、なかなかイメージ通りにはできないのかなあ、とあきらめかけていた時期もあったのですが、思い切って伝えてみると、いつも藤本さんが誠実に応えて下さっていたように思います。ありがとうございました。
 
 
新婚旅行はしたいけれど、派手な結婚式はちょっととためらうカップルがいたら、これから是非、お勧めしたいプラン(自分で言うのもなんですが)ではないかと思いました。「簡潔なのに内容充実。コンパクトでスタイリッシュ。」がコンセプトですかしらね〜。

日本の形重視の挙式には飽き足らない人にも、このよさを味わって欲しいです。宣誓式のときに読み上げる文章も、とても内実のこもったもので、あの原文と訳が欲しいくらいです。
入手できないでしょうか?(←後日お送り致しました!藤本)

〜〜挙式〜〜

当日はたいへんいいお天気で、予想以上にうまく運び「こんなに楽しい挙式はないね〜」と二人とも言いあうほどに、素晴らしい半日でした。(午後にいつも通り、町歩き観光を続けられたのもよかったです。数時間後にドゥオモからヴェッキオを眺望し、「あそこでさっき挙式したなあ〜」と思うと、感慨ひとしでした。)

イタリア時間って、待たされたり遅れたりはフツウでしょ?と覚悟していたくらいなのに、しっかりドイツ式(!?)。時間通りに全て運びました。本当にこんなに楽しいことってないわ〜と、挙式や写真撮影などの進行がスムーズでしかも結婚式ならではの楽しさもあり、私たちらしいスタイルが
実現できたこと、本当に感謝しています。

日本語アシスタントの中本さんには、挙式2日前にフィレンツェ着早々にお世話になりました。
申請のために市庁舎に行く際に、とても明るくテキパキとして下さって、事前申請も面倒さよりも「事前に聞きたいことを教えてもらおう!」と現地での不安なことやスポットを教えて頂く機会だと思えば、なかなか便利で安心ですよね。
 
 
〜〜旅行〜〜

山あり谷ありの旅行でしたがいい思い出になりそうです。
ホテルと航空機をお願いして、あとは鉄道の旅と街歩き。美術館にコンサート。
メールでしか連絡を取らなかったのに、ここまでお世話になり、思い描いていたこと以上のことが実現できましたこと本当に感謝しています。

最終日のコンサートのプレゼントありがとうございました。とてもいいコンサートで記念になりました。
劇場の音響もよくて、日本の劇場にはない「セコンドギャラリア」から聴くのも、逆に珍しい体験になりました。
ちょうどフィレンツェの五月音楽祭で、かの大物ダニエル・バレンボイムのピアノ生演奏を最終日に聴くなんてすてきな締めくくりでした。このピアニスト、さきほどのジャクリーヌ・デュ・プレのかつての夫で派手婚の当事者だったんですよ!旅行がまるごとドラマチックでしたね。
 
  ホテルも間際だったということもあり、立地条件が厳しいかなあと思っていましたが、ホテルは二つとも感じがよくて、ミラノの都会的な☆5とフィレンツェの隠れ家的な☆4がどちらもそれぞれに趣があり、違っていてよかったです。
藤本さんの選択は素晴らしいです!

お勧めの店にも行ってみました。サンタクローチェ教会前のEはワインも食事もとてもおいしい上にお値段も手頃で、通ってファンになりましたし、ヴェッキオ宮殿前、Rのティラミスも極上の味でした。あ!後続の人のために・・・
開店日時も分かればと思います。行っても休日や休憩中で入れない店もありました。おいしいお店は19時以降にならないと開店しません。(日本語メニューがあって18時台に開店している店には空腹だからといって釣られないように要注意です←最初失敗しました)
 
〜〜その後〜〜

二人で海外挙式したという友人に聞いたところ、親族などから披露宴の要望があったとか・・・。もし友人などからリクエストがあれば2次会やパーティーだけでも日本で後でする?と考えてもいましたが、フォトツアーの写真で十分雰囲気が伝わって、難なくクリア・・・臨場感がありました。

挙式自体は望みどおり(以上)にできましたし、旅行がそのまま心に残る思い出になり、とてもよかったと今でも感じています。
特にフィレンツェでは、同じホテルにずっと連泊して自由に歩き回れて、町にもホテル周辺にも慣れてきて、いごこちがよく「ただいま」と言いたくなるようないい雰囲気のままくつろげました。いつか、ぜひまた行ってみたいなと思っています。

F&S

 

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