シェーンブルン宮殿で挙式をされた阿武様よりこのようなメールをいただきました。

ご無沙汰致しております。お元気でいらっしゃいますか。
ウイーンのシェーンブルン宮殿にて無事に挙式をいたしました、阿武です。
この度は本当にお世話になりました。

結婚する事が決まり、挙式をどうしようかと顔合わせの席で話し合っていた時、彼の母から「ドイツに行きたいのでヨーロッパで」という希望が出ました。
それまで私達二人は国内で挙式するか、ハワイ辺りで海外挙式をと考えていたのですが希望を叶えてあげたいという事で急遽、ヨーロッパウェディングについて調べはじめ、歴史と実績のある貴社のHPを見つけ早速電話、来店致しました。
こんなカップルも珍しいのではないでしょうか。
 
 
そんな訳で失礼ながら特別な思い入れも期待もなかった今回の挙式と旅行だったのですがスタッフの方々のサポートのおかげで、当初想像していた以上に素晴らしい体験と一生の思い出となり、私達だけでなく、同行した両家の両親も大満足の挙式と旅行になった事が何よりの幸せです。

また、挙式関係だけでなく旅行手配でも細やかなお心遣いを頂きまして、安心、且つ快適な気分を味わえました。

海外に(特にヨーロッパに)不慣れな両親を連れての旅行でしたが、まず、個人旅行という事で日本人のアシスタントさんが空港まで、お迎えに来てくれていたのでとても安心でしたし、運転手のみなさんも、とてもお優しく家族一同、感激致しました。

移動中には各都市の情報や歴史・観光名所も案内してくださり、こちらの疑問にもすぐに回答をくださって、ツアーでは体験できない安心感とこれからの旅行に対する期待が高まりました。
 
ウイーンのホテル・ザッハは格式高くありながらもサービスも良く、また他の宿泊客の方もみなさん優雅な方ばかりで夢のような気分でした。

実はウェディングドレスをかけておくのに背の高いポールというかハンガー掛けをお借りしていたのですが、私達の不注意で倒して壊してしまい慌ててハウスに電話したらすぐに部屋に来てくださり、笑いながら許してくれ、折れてしまったハンガー掛けの部分を持っていってくれました(汗)←隠蔽?

また、彼の両親と行った市内観光ツアーではシェーンブルン宮殿の資料を買う事もでき、挙式だけするなら見られなかった色々な絢爛豪華なお部屋を見学することが出来て翌日の挙式の期待が高まりました。

挙式だけでなく観光で一度シェーンブルンを訪れるのはお勧めです。
 
正直なところ、円安ユーロ高でお買い物はあまり楽しめませんでしたが、街角のカフェでドイツ語メニューに苦戦しつつ食事をしたり、私の両親は2人で博物館やら観光名所に仲良く出掛けたようです。

彼の母は素敵な帽子をウイーンで購入したらしく、ご満悦でした。

電車を使ってドナウ川の遊覧にも自力で挑戦しました。
途中、迷ったりもしましたが思い返せば楽しい思い出ばかりです。

音楽会は仮装ではなかったものの、オペラ風にアレンジされており、父は「夢にあの声が出てきそうだ」と笑っていました。
お席もとても良いお席で、心に残るイベントのひとつとなりました。
 
 
挙式当日はあまりお天気に恵まれなかったのですが、雨は降らず(翌日は大雨)、ヘアメイクも満足のいくレベルで通訳なしでも十分でした。

ドレスを着てザッハのロビーに降り立ってからは、周囲のみなさんからお祝いの言葉をいただき、また写真を撮影してくださる方もいて嬉しかったです。
 
宮殿まで移動中も隣に止まった車の運転手さんが手を振ってくださったり、宮殿についてからは観光客から歓声があがって少しびっくりしました(笑)

お式自体は式場となる「白金の間」も、そこまでの道筋も挙式しなければ見ることさえ出来ない貴重な、そして豪華な装飾で写真を数枚撮影しましたがとても素敵でした。
   
 
   
 
市のお役人の方のお言葉も心に響き、また彼が熱望した生演奏は4曲ぐらいサービスで演奏してくださっていたような気がします。(3曲ですよね?)

シャンパンでの乾杯は写真撮影のタイミングとしても最高で、感激して実はあまり味はわからなかったのですが、美味しかったような気がします。

お庭での写真撮影もドレスのデザインを考慮(バックが豪華だったのです)して、階段で振り向くポーズを撮ってくださったり、庭園をバックに撮影したり…。

私の念願だった馬車では希望通りみなさんが祝福の歓声をあげてくださり、私は自分が皇太子妃にでもなったかのような錯覚に陥りました(笑)
 
 
    彼は自分が手を振っても歓声はあがらないのに私が手を振るとカメラのシャッターが切られ、歓声があがり「お前は幸せだな!」と言われるんだよと、なんだか少しいじけていましたけど…結婚式ってそんなものですよね!

そうそう、今回たくさんのアシスタントさんにお世話になりましたが挙式の通訳をしていただいた山田葉子さんには、特にお世話になりました。

父のデジカメの電池が切れたといえばお店まで連れて行ってくださり、私達だけでなく両親のケアまでしてくださった心遣い、感謝、感謝です。
 
ザッハでのディナーでは前半はウェディングドレスでのぞみましたが、あまりにドレスがモサモサしていて(レースがたくさん)他のお客様のご迷惑になると思い、後半は音楽会に着た簡単なドレスに着替えました。
シンプルなドレスなら平気だと思いますが写真のようなドレスでしたので。

ケーキはシンプルながら可愛らしいデザインでとても素敵でした。
でも3段ケーキという事で食べきれないので、ホテルの方にこのレストランのお客様にシェアしてくださいとお願いしたところ「持ち帰れますが本当によろしいんですか?」と聞かれ、いいんですと答えたらお願いを快諾してくださり、また感謝のお言葉までいただきました。

私達のウェディングケーキをシェアされた紳士がわざわざ挨拶に来てくださり、握手を求めてくださったり、心温まる素敵なディナーになりました。
   
 
ウイーンでの事を思い返すと素敵な思い出の宝箱のようです。

なんとなく親の希望で決めたヨーロッパウェディングでしたが、やってみて本当に良かったと感じています。人生の最高の思い出になりました。
 
ウイーンでの楽しかった4泊の後、私の両親は帰国の途へ、彼の両親は念願のドイツへ、そして、私達はパリへと向かい、4連泊しました。

まず、ウイーンと同じように空港までお迎えの日本人アシスタントと運転手さんが来てくださっており、ホテルまでの車内では地下鉄の乗り方からパリの街の番地表示の見方、またウイーンの挙式の事でそれまで頭がいっぱいでほとんどパリに関して調べていなかったのですが、「普通のお買い物に飽きたら蚤の市に行ってみたら?」と場所を教えてくださったり日本の友人がお勧めしてくれたレストランの場所を調べてくださったりと本当に親切にしてくださいました。(運転手さんが、わざわざレストランに電話で確認までしてくれました)

滞在したホテルは、オペラ座から直ぐのすごく立地条件の良いアットホームなホテルで観光にもお買い物にも便利でしたので、地下鉄なども利用しましたがほとんど徒歩で街を歩いて観光出来ました。ホテルのスタッフの方々もとても親切で、ネットカフェの場所やらタバコ屋さんの場所やらを訪ねてもすごく丁寧に教えてくれました。

観光としては夢だったルーブル美術館へ朝一番で出掛け、名画の数々を鑑賞したり凱旋門までぶらぶらと街を歩いたり、アシスタントさんの教えてくれた蚤の市にも地下鉄を乗り継いで行ってみました。ガラクタの中から自分の目当ての物を見つける面白さ、そして「やらなきゃ損!」とばかりに英語とフランス語で値引き交渉なども楽しみました。

最終日の夜には貴社に手配して頂いたムーランルージュのショーを鑑賞しました。
ムーランルージュでは同席した台湾在住の日系のご夫婦と仲良くさせていただき、帰国後もメールで連絡を取り合っております。
 
 
  帰国当日も、アシスタントさんが本当に親切にしてくださり、免税の手続きや搭乗の手配等、全てをてきぱきとこなしてくださって、ありがたいばかりでした。

パリではウイーンに比べてかなりのんびりと過ごしましたが、街並みを見ているだけで、また、道行く人々を見ているだけでも楽しく、素晴らしい新婚旅行になりました。

これも長妻さんをはじめスタッフのみなさまのおかげだと感じています。

本当にありがとうございました。

阿武 史朗&美奈

 

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