ミラベル宮殿で挙式をされたT&M.O様よりこのようなメールをいただきました。

2006年モーツァルト生誕250周年。

この記念すべき年に、期待をいっぱいに詰め込んだスーツケースと夢を叶える切符を手に、
私達はザルツブルグの地に降り立ちました。
それは「挙式はオーストリアでやろう!もう決めたから!」という彼の言葉にびっくりした時から数ヵ月後の事でした。
その季節ごとに、その天気ごとに違う表情を見せてくれるザルツブルグは、私が子供の頃から憧れていた街、そしてこれまで友人と何度も訪れ、街の隅ずみまで大好きで大好きでたまらない街。
今回は一日だけこの街の「主役」になれる旅なのです。

挙式当日、最高の青空、最適な気温のもと、記念すべき一日の幕が開きました。
ミラベル宮殿。この大理石の間を「二人占め」できる幸せ・・・・。
そんな感動に浸る中、挙式が行われました。
天井の高い大理石の間でのオルガンの音色は丸みを帯びた落ち着きがあり、終始挙式全体を上品にまとめ、祝福の花を添えてくれました。
挙式が終わり、いよいよ庭園での写真撮影。ザルツブルグに来てこの庭園を訪れない観光客はいなく、ましてや今年はモーツァルトyear。私達が外に出たとたん、世界中から訪れている観光客のシャッター音がいっきに聞こえました。しかし私達は典型的な「恥ずかしがりやの日本人」。こんな多くの様々な国の方々から一気に注目を浴びる経験など当然初めての私達は、始めはテレながらも、カメラマンの上手な魔法で、いつの間にかすっかりザルツブルグのスター気分に(笑)。

その後、白い馬車で市内遊覧。沿道に出たとたん両サイドから世界各国の言葉で祝福の言葉を投げてもらい、始めは「恥ずかしがりやの日本人」の‘控えめなお手振り’だったはずの私達も、最後にはまるで‘選挙運動’のように自分達から大きく手を振るにまでにすっかり成長し、最高のVIP気分を堪能しました。
白い馬車に揺られ日本では味わえない空気、景色に身を委ねる事ができ、世界中から訪れている見知らぬ方々が、その国のお祝いの言葉で自分達に祝福の声を掛けてくださる、たとえその言葉はわからなくても、温かさがしっかりと伝わってきて、これこそが海外挙式でしか味わえない醍醐味だと思いました。

子供の頃、映画『サウンドオブミュージック』に夢中になり、「今日は前編」、「明日は後編」と交互に毎日、見ては「ザルツブルグに行きたい!ザルツブルグに行けたらもう私死んでもいいんだもん」と無邪気に言っていた頃から早○○年。その後何度訪れた後もこうしてしっかり生きている私は、挙式という新たな大きな思い出を作り、一日の幕を閉じました。
日本でお世話になりました山田様、現地でお世話になりました高森様、山田様、そしてヘアメイクさん、カメラさん、ビデオカメラさん、馬車の御者さん、女性アシスタントさん、他の全ての方々の最高の技術と、温かでしっかりとしたサポートが、私達の海外挙式の心配や不安を『I Have Confidence♪』にして下さいました。
日本の山田様から「いずれ現地スタッフとして働いてもらえるといいなあ」と冗談を言って頂いた事を真に受けた素直な私達は「のんびりこの地区の辺りに住みたいね〜」、「歴史も知っておかなきゃなぁ」などとドイツ語が全くできない事をすっかり忘れて話に花を咲かせる、これが今の私達の『My Favorite Things♪』です。
『Climb every mountain 〜 A dream that will need 〜 All the love you can give 〜♪』〜。

T&M.O

 

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