ヴェッキオ宮殿で挙式をされた神野様よりこのようなメールをいただきました。

結婚することになり結婚式はどうしようかと話していたらいつの間にか海外ウェディングの話になり雑誌に載っていたいくつかの業者の資料を取り寄せその中にあったリージェンシーさんに伺いました。他社からの資料を見たり実際話を聞いたりしましたが藤本さんの説明が一番楽しく信頼できるかどうか等色々考慮してリージェンシーさんにお願いすることにしました。個人的にはバルセロナに興味があったのですがリージェンシーはイタリアに強みがあるのと彼女が何となくフィレンツェを押していたのと以前イタリアに留学していた昔の同僚がフィレンツェはとてもロマンチックな街と言っていたのを思い出しフィレンツェで式を挙げることにしました。式のスタイルもせっかくなのでフィレンツェの街に名前が残るヴェッキオ宮殿でのフォーマル挙式を選びました。

当初は藤本さんと相談しながらフィレンツェ、ヴェネチア、ローマで予定表を作ってもらっていたのですが藤本さんの話の中で度々出てくるアマルフィーがどうしても行きたくて予定を変更してアマルフィーとカプリも日程の中に入れてもらいました。

いざイタリアへ出発したもののスタートからトラブル発生。行き先のフィレンツェまではミラノ経由。成田−ミラノは予定通りに着きミラノ−フィレンツェへのトランスファーのゲートで待っていたものの時間になっても全然ゲートが開かずどうしたのかなと思ったらアリタリアのスタッフがフィレンツェ行きのフライトはキャンセルになりましたとのアナウンス。フィレンツェの空港では迎えの人が来ているのにどうしようと頭が真っ白になりました。しばらくどうなるのか待っているとミラノからフィレンツェまで代替のバスを出すとのこと。予定では夜の9時台にはホテルに着いているはずが夜の10時にミラノを出発してフィレンツェの空港に降ろされたのが夜中の2時。空港で降ろされたものの空港は閉っているしタクシーは無いしでどうしたらいいか分らず途方に暮れていると携帯を持っていた日本人がタクシー会社に電話をしてくれそうこうしているうちにタクシーが来てやっとホテルに着いたのは夜中の3時。それからシャワーを浴びて寝ようと思っても全然寝れず。朝の9時からヴェッキオ宮殿での挙式の書類申請があったのでほとんど寝てない状態で通訳の方と一緒にヴェッキオ宮殿へ移動しました。疲れ果てたもののそれ程眠気を感じずに書類申請を無事終えました。ヴェッキオ宮殿を初めて見た時はかなり感動しました!思っていたよりも凄く大きくて重厚感がありここで結婚するのかと思うと感激しました。

午後は書類申請の前にホテルで予約したキャンティへのワイナリー見学へのツアーに参加。景色もとても良くワイナリーではキャンティクラシコを飲みながらチーズやらサラミを食べました。ツアーに参加したのは自分達以外アメリカ人でワインを一緒に飲んでいるときに自分達がフィレンツェで結婚式を挙げると話したらツアーの最後にロスからきたアメリカ人4人組からお祝いとしてキャンティクラシコをプレゼント!全然予期していなかったサプライズだったのでとても嬉しかったです。ガイドの方はドイツの人でしたが奥さんがフィレンツェの人で結婚式はヴェッキオ宮殿で挙げたと言っていたのでそれでまた話が盛り上がり楽しいツアーになりました。

フィレンツェ2日目は一日フリーでピサとシエナに行きました。まずはフィレンツェからローカル線に乗ってピサへ。ピサは地球の歩き方にすりが多いと書いてありますが実際行ってみると特にそんな感じもせずピサの斜塔と写真を撮ったり斜塔に登ったりしました。ピサの駅までバスで移動している時にまたもやハプニング。ピサの駅まで満員のバスに乗ったら彼女の閉っていたはずのバッグがいつの間にか開いていて気付いたら財布が無くなっていました。地球の歩き方にはすりのことが書いてあったけどまさか自分達がそんな目に遭うとは。彼女は免許書等イタリアで必要のないものはあらかじめ日本で抜いていたものの数ユーロとクレジットカードが2枚財布に入っていたのですぐにカード会社に電話してカードを止めてもらいました。カード会社の人曰く実際にカードも使われていて暗証番号の不一致でお金が引き落とされてなかったのが不幸中の幸いでした。ちょっとブルーになりつつもピサからエンポリ経由でシエナに移動。電車の小旅行もいいもんです。シエナのカンポ広場にも感動しました。マンジャの塔からの景色が最高でした!とても雰囲気のある街でちょっとした通りで写真を撮っても絵になる場所です。

3日目はいよいよ挙式の日。朝からイタリア人夫妻のヘアーメイクの人とメイクの人が部屋に来て早速彼女にメイク。仕事がとても早くびっくりしました。ヘアもメイクの出来も彼女はとても満足。ヴィラコーラからフォトツアーがスタートしてその後ミケランジェロ広場に行き撮影。そしていよいよヴェッキオ宮殿へ。ヴェッキオ宮殿に行ったら衛兵さんが門で待っていて観光客に写真をたくさん撮られていました。式はとてもフレンドリーな感じで進み特に緊張することもなく無事終わりました。式が終わってからはヴェッキオ宮殿の前で写真撮影をしたのですがその頃には観光客が多く世界中の人から写真を撮られフィレンツェの街中から祝福されているようなセレブ気分を味わいました。(笑)最初は恥ずかしいなと思いつつ結構気持ち良かったです。その後はヴィラコーラに戻りウェディングランチ。とても美味しかったのですが最初から飛ばし気味に食べていたら途中から苦しくなりました。(笑)ランチの後は着替えてドウモのクープラの展望台に登りその後はウフィツィ美術館へ。リージェンシーさんに予約をしてもらっていたので待つこともなくスムーズに見ることができました。フィレンツェは本当にロマンチックな街でフィレンツェにして正解だったと実感!!!

もう少しフィレンツェに居たいなと思いながらも翌日ヴェネチアに移動。ヴェネチアもこれまた雰囲気のある街で感動!ゴンドラに乗って1時間程楽しみました。リアルト橋近くの魚市場では豊富な種類の魚があり日本人としては嬉しくなってしまいます。食べ物は出発前に藤本さんセレクションでおいしいレストランを紹介してもらいどこで食べても外れがなく本当に美味しかったです。リゾットの米がアルデンテなのにはびっくりしました。さすがイタリア!

ヴェネチアの後はいよいよアマルフィー。ヴェネチアからナポリまで飛行機で行きナポリからアマルフィーは専用車で移動。話には聞いていたもののくねくねした道をひたすら進み酔いやすい彼女が心配でしたが無事アマルフィーに到着。交通の便が悪いせいか日本人観光客は見かけませんでした。アマルフィーでは街を散策したりエメラルドの洞窟に行ったりポジターノまで遠征。リモンチェッロを飲むのを楽しみにして実際飲んでみてとても美味しかったです。

アマルフィーの後はカプリ島。ホテルに着いてから早速港に行きカプリ島一周と青の洞窟へのツアーに参加しました。天気が良かったので青の洞窟は問題無く見れるものだと思っていたら結局水位が高く洞窟は閉っていて見れませんでした。残念!カプリ島一周の後はカプリ、アナカプリに行って散策。カプリはアマルフィーと比べて同じ物でも値段がカプリの方が高いのでもっとアマルフィーでおみやげを買っておけば良かったとちょっと後悔。カプリからローマに移動する日の午前中には青の洞窟が見れるかと思いホテルのフロントに聞いてみるとまたもや水位が高く閉まっているとのこと。これで諦めもつきいざローマへ。

ローマは他の街と比べて交通量が多く都心に来たなと感じさせられるところでした。そして思っていたよりコンパクトな街で最後の日はバチカン市国からテルミニ駅近くのホテルまで結局歩いていました。イタリアの最終日はスペイン広場の近くのレストランで食事をして夜の10時を過ぎそろそろホテルに帰ろうかと思い地下鉄のスペイン広場の駅まで行ったもののテルミニ方面のシャッターが閉っていて張ってある紙を見てみると改装か何かでサービスは9時までとのこと。最後の最後にこんなハプニングがあるとは。結局時間は掛かったものの歩いてホテルまで帰りました。旅を振返り残念だったのは青の洞窟を見れなかったくらいでその他はこれ以上満喫出来ないくらい満喫することができました!

そして帰国の日。青の洞窟が見れなくて残念でしたがなんと最後にビッグサプライズ!!!日本へはローマからミラノで乗り継ぎだったのでミラノの空港で成田行き搭乗ゲートの近くで座ろうとしたものの空いている椅子がなく空いている椅子を探しにちょっと搭乗ゲートから離れた所に椅子が空いていたので座ったら自分の後ろにあの元ブラジル代表、鹿島アントラーズにも居たあのレオナルドが座っているじゃありませんか!まさかと思いつつどう見てもやっぱりレオナルド。レオナルドのコーディネーターらしき日本人とイタリア語で話している声を聞いてもテレビのインタビュー等で聞き覚えのあるレオナルドの声、そして確か今はACミランのお偉いさんだからミラノに居ても不思議ではない等レオナルドに違いないと思いました。話し掛けようか放っておくべきか考えましたがタイミングを見計らって思い切って声を掛けてみました。そしたらやっぱりレオナルド。向こうから手を差し伸べてくれて握手をしてくれ幸運にも話も少しすることができ日本行くところだと言っていました。ハネムーンでイタリアに来ていると言ったらおめでとうとまで言ってくれてとてもいい人でした。周りの人は全然気付いていなくて自分だけ気付いて写真を撮ってもらったのでかなり得した気分です!青の洞窟は見れなかったけどレオナルドに会えたことでそんな残念な気持ちも吹っ飛んでしまいました。(笑)ちなみに彼女はレオナルドが誰か分らないまま写真を。(笑)

今回の旅行は色々なハプニングもありながらとても濃い楽しい旅でした。朝から晩までよく歩き夜遅くホテルに戻ったらすぐ寝てしまう毎日でとても充実していました。毎日忙しく行動していたので彼女曰くあまりハネムーンっぽくなかったとのこと。(笑)

藤本さんには大変お世話になり、表参道に行き藤本さんの話を聞くのを毎回楽しみにしていたのでもう行けないと思うと寂しいです。フェレンツェ滞在中には電話を頂いたみたいで彼女も藤本さんの細かな気配りには感心していました。藤本さんをはじめリージェンシー皆さんのイタリアにかける情熱は脱帽ものです。今度はシチリアに行ってみたいのでこのときはまたお願いします!

神野 智之&洋子

 

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