ミラベル宮殿で挙式をされた丸山様よりこのようなメールをいただきました。

山田さんと初めてお会いしたのはいつ頃でしょうか・・・。
私達はお互いに仕事が忙しく、なかなか式の段取りが進まない中、ザルツブルグで挙式なんて無理かも・・と半ば諦めていた頃、『なんとか間に合わせましょう!!』と頼もしい言葉をかけてくださったのが、山田さん。本当に嬉しくて、それまで不安と焦りで真っ暗闇にいた私の中に、一筋の光が差し込みました(笑 大げさなようですが・・・) 。

 
私達がザルツブルグのミラベル宮殿で挙式を挙げようときめたのには3つの大きな理由がありました。
  • 今後ずっと残り続ける場所である事。
  • 私達は音楽を通じて出会いました。
    大切な愛する音楽の父といえば、モーツアルト。そのモーツアルトの生誕地で、今年が記念すべき生誕250周年である事。
  • 彼が大好きな映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台である事。
ホテルや式場の様に、いつかは無くなってしまうかもしれない所ではなく、世界遺産に認定されている、ザルツブルグのミラベル宮殿なら、子供や孫の代まで、自分たちの思い出の場所が残され、今度は子供達と一緒にまた訪れ、歴史を感じる事が出来る。。そんな思いからの決断でした。
とはいっても、ハワイなどのメジャーな挙式場所ではないため、問い合わせても、難色を示す旅行会社や、いまいちな会社が多かったのです。途方にくれていた時にリージェンシーの山田さんの『任せてください!』の一言に出会えた時は、本当に嬉しかった!!

そしていよいよ9/10出発。まずはウィーンで3日間過ごしました。
すばらしい町並みに圧巻!シェーンブルン宮殿やバッハウ渓谷もすばらしかった!直に見る、細部にまで施された豪華な装飾、教会や宮殿は一生忘れられない思い出となりました。日本のそれとはまた違った迫力!
中心街のカフェでお茶をしたり、アイスクリームを食べたり。6人で思いっきり満喫出来ました!

それから、山田さんに教えて頂いた、この時期でしか飲めない、シュトーム(白ワインの濁り酒みたいな感じ。これがまたおいしい!!)も楽しんできました。市内を巡る路線バスに乗って、公園やレストランをいろいろ訪ねました。ウィーン最古で、ベートーベンも訪れたというレストラン(これも教えて頂きましたね。)での食事は、建物も素敵だし料理も美味しいし、シュトームも他のレストランより味が濃く美味しかったな。
{日本語のメニューもあって、わかりやすい!こんなところまで、日本語が用意されてるなんて、日本って小さな国なのに、すごいなーと改めて思いましたよ。}

滞在3日目(9/13)に、列車に乗っていよいよザルツブルグへ。
この列車の旅がまたまた素敵な思い出!ウィーンから離れていくうちに、田園の風景へ。
一面に広がるひまわり畑。そこにオレンジ色の屋根のお家がぽつりぽつり。窓には朱色やピンクのベゴニアの花がわさわさ咲き誇って。。日本の田園風景とはまた違った色彩を放って素晴らしく輝いてました。
ビデオも廻しっぱなしです(笑)皆でわいわいお茶して、おしゃべりしながら、景色を見ては感動!の素晴らしい個室の列車の旅でした。

いよいよザルツブルグについて、ホテルザッハーへ。残念ながら両親の部屋は河沿いではなかったけれど、インテリアがとってもかわいい。
私達のお部屋はというと、、もうそれはそれは眺めもインテリアも最高に素敵なお部屋でした。ザルヅァッハ河に面して、ベランダからホーエンザルツブルグ城が見えました。ゆったりした流れと素敵な町並みが一望出来る、今までで一番素敵なお部屋です。写真も撮りまくりです。ウェルカムシャンパンとチョコレートも用意されていて、両親を呼んでモーツアルトの生まれた景色を見ながら皆で楽しみました。

その日はすぐ近くのミラベル宮殿の下見をして、夕方からホーエンザルツブルグ城にてディナーとクラシックコンサートを楽しみました。高台のお城からの景色は絵はがきの様にきれいで、そこでのコンサートは中世の雰囲気がしてクラシック好きの彼の両親は大喜びでした。
ドレスアップの必要のないカジュアルな催しだったので、気軽に楽しめました。

いよいよ9月14日の挙式。快晴!
両親や市役所の方々に見守られながら、誓いのサインをしました。大理石の間は装飾が素晴らしく、歴史ある場所で式を挙げられた事が本当に嬉しかった。ミラベルのベストポジションを熟知している現地のカメラマンさんにもいい写真をたくさん撮って頂きました。(この方は本当にプロフェッショナル!!)

さて一通り撮影も済み、馬車へ乗り込みます。私、実をいうと、この「馬車で市内一周」だけは、恥ずかしくて尻込みしてたんです。。定員4名の馬車に6名、無理矢理乗って家族全員でいざ出発!これまた驚いたっ!!皆が祝福して手を振ってくれています!車の中やお店の中から!拍手や写真を撮って皆「おめでとう」と笑顔を向けてくれています!!

そして馬車は、彼が10年前、バックパックの一人旅で訪れ、お茶をした、思い出のカフェの前を通りました。。
(ここを通るとは知らなかったので嬉しかったなあ。) すると、そのカフェのお客さん皆が大きな歓声を挙げて拍手や手を振ってくれた!!まさか10年前の彼は、ここで皆から祝福されるとは思いもよらなかった事でしょう。その素晴らしさに始めの恥ずかしさなんて吹っ飛びましたよ。行者さんの隣に座ってた私の父なんて気持ち良さそうに手を振って、その気になってましたから。行者の見習いか?って程でした。
たぶん主役の私達より目立ってました!(笑)でも、そんな嬉しそうな父を見る事が出来て幸せです。そして、家族全員が馬車でのウハウハ気分のまま、ホテルでウェディングランチです。気持ちのいいそよ風の中、美味しい食事、美味しいワイン、美しい景色、楽しいおしゃべり。最高!!至福の時でした。私達の名前と日付の入ったメニュー表は大切に持って帰りましたよ。

その夜はどっと疲れ、夕方から次の日朝まで爆睡でした。
(もったいない!でもほんと疲れて起きれなかった!)

9/15挙式翌日。小雨が降ってくる。
バスに乗って午前中は郊外の大きなスーパーへお買い物へ。町並みを見ながら、20分程でオイロパークに到着。街から離れてるし、わざわざザルツブルグまで来てスーパーにくる観光客もおらず。お土産屋さんよりも手頃な値段でチョコなどをたくさん購入してきました。私の両親は何を血迷ったか、隣接する家具雑貨店「IKEA」でお買い物・・・日本の船橋にも同じ物、ありますけど・・・。
「あるのは知ってるけど、どうしても衝動が押さえられなくてー。」って手元には大きな袋にポプリやらマットやらが詰め込まれてました。まあ本人達が楽しいならそれがいいんでしょう。(笑)

午後はそれぞれが別行動。私達はザルツブルグの町並みをゆっくり楽しむ事にしました。ちょうどその日は、お祭りだった様で、広場には映画で見る様な昔ながらの遊園地があって、子供たちが遊んでいたり、地元の人々が民族衣装を来てパレードしたり、お酒を飲んで歌ったりしてました。私達もそれに便乗して出店でプリッツェルを食べたり楽しみました。いたる所から聞こえてくる、陽気な楽団の音楽とお散歩はとても気分が良かったです。夕方になると雨も上がって、虹が現れました。ゆったり流れる河と、古い町並みの上に架かった虹や夕焼けは、ため息が出る程美しく、明日帰るにはふさわしい、その日にしか見れない記念の景色でした。

さて帰国の日、現地の山田さんがお見送りに来てくれました。その時初めてお会いしましたが、楽しいお方!
いろいろ気を遣って頂きましたね。この旅行が実現するまでには、いろいろと困難もあったし、山田さんにもわがままを言って迷惑をおかけしました。現地での言葉が通じない上での小さなトラブルもありましたが、それは海外旅行には付き物のおまけと言う事で。。現地の山田さんにもしっかりサポート頂けて助かりました。
ザルツブルグでの挙式を決断して良かったと思います。

 

頼もしい旅行会社とその人々のおかげで、私達は親孝行も出来たし、将来の子供達とまたザルツブルグに行って思い出の話が出来る!素晴らしい!

山田さん、大変お世話になりました!
ありがとうございました!!!

丸山 文徳&沙織

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