ミラベル宮殿で挙式をされたY&N様より、このようなメールをいただきました。 |
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「真実の愛は世界を巡る」−2005年9月20日、オーストリア・ザルツブルグのミラベル宮殿大理石の間で行なわれた私達の結婚式は、この言葉で締めくくられました。 |
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9月中旬、旅の始まりはウィーンからです。滞在したホテルは、ザッハトルテで有名な「ホテル・ザッハー」。通りを挟んでオペラ座の隣、ホーフブルク王宮も、シュテファン寺院も徒歩圏内で、まさに目抜き通り沿いにあるという絶好のロケーションです。ともかく時間の無い私達の新婚旅行は5日という短いものだったので、到着当日から寒い雨空の下、徒歩圏内の観光地を練り歩き、出発前に山田さんからいただいたお勧めレストランでオーストリアの伝統料理をいただいたり、ウィンドウショッピングを楽しんだりしました。
まるで映画やテレビでしか見たことの無いような、そして絵本の世界のような美しい建築物に囲まれ、当たり前のように馬車が走る街なので、土日でお店が閉まっていても、歩いているだけで楽しく、夜遅くまで街の雰囲気を楽しみました。滞在2日目には、かなりムリして山田さんにアレンジしていただいた、ホーフブルク王宮の礼拝堂で行なわれたミサでのウィーン少年合唱団の歌を楽しみました。世界に名を轟かせる合唱団の歌声はまさに「天使の歌声」でした。このミサの席のチケット、実は山田さんですら半ば諦めていたというくらい人気で、日本を出る直前まで立ち見を覚悟していたのですが、なんと3階席の最前列というベストポジションを取っていただき、身を乗り出せば少年達が見えるという絶好の席でした。 |
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さて、ウィーンからは電車(一等席!)でザルツブルグへと移動します。あぁ、これぞ「世界の車窓から」!と、うまく撮れるわけでもないのに、車窓の景色にカメラを向けっぱなし。この3時間の電車の旅も最も楽しみにしていたことのひとつで、期待以上の美しい景色に大感動でした。 ザルツブルグに到着した私達は、ウィーンとのあまりの違いにビックリします。そう、ウィーンはそれこそ大都会で、ザルツブルグは自然と街のすばらしい融合を楽しめる街なのです。滞在したホテルは「ゴルデナー・ヒルシュ」。5つ星のホテルでありながら気取ったところがなく、とっても温かみのあるホテルです。そして、これまた山田さんにムリを言ってアップグレードしていただいた広々としたジュニアスイートの部屋!窓をあければそこには「馬の洗い場」が見え、ホテルを一歩出ればそこは「モーツァルトの生家」も並ぶ目抜き通り。山々に囲まれ、ホーエンザルツブルグ城に見下ろされたこの街はまるで私達のもの!と勘違いしたくなるような絶好のホテルのロケーションでした。私達は早速、街を歩きながら、これも徒歩圏内にある、私達が翌日に結婚式を挙げるミラベル宮殿へと出かけ、興奮を高めていました。 |
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ついに9月20日がやってきました。ホテルの落ち着いた朝食を頂き、早速支度にとりかかります。時間よりほんの少し早めに現れたヘア・メイクさんはとてもフレンドリーでまさに期待していた通りの髪型に仕上げてくださいました。楽しみにしていたマリアベールをつけてもらい、部屋で待機していると、ウワサに聞いていた&ずっと会うのを楽しみにしていた「オーストリア挙式の大ベテラン」山田葉子さんとついにご対面です!葉子さんは、ドイツ語で行なわれる私達の結婚式の通訳と、挙式関係の案内をしてくださるのですが、とても明るくハキハキとお話しされる大変親しみやすい方で、私達は瞬時に打ち解けました。(←と、私達は勝手に思っています。)当日は生憎の曇り空だったのですが、「写真を撮るにはこのくらいの方がいいのですよ!」と明るく元気付けてくださいました。 「ウェディングランチはリラックスして楽しみたい」ということで楽な服に着替えた私達は、ホテルのレストランで葉子さんとウェディングランチを楽しみました。ここではまた私達のわがままを葉子さんに通してもらうことに。ランチコースのデザートが、本当はクレープだったのですが、ガイドブックで見た「ザルツブルガーノッケル」を食べたいと言うと、ホテルの方に交渉してくださり、クレープを「ザルツブルガーノッケル」に変えていただきました。フワフワでおいしかったこと。これを食べるまでは帰れない!と思っていたので、大満足でした。 ランチの後は、部屋までおくってくださった葉子さんと名残惜しくもお別れし、そして少しでも長い時間ザルツブルグに触れていたいという思いで、また街をプラプラと歩きはじめました。するとたどり着いたのはホーエンザルツブルグ城塞へ行くケーブルカー乗り場の近く。が、「最近、食べ過ぎだよね?」「運動してないよね?」といいつつ、普通はケーブルカーで行く城塞までを私達は徒歩で上り詰めてしまいました。正直、ちょっと疲れましたが(!)、澄み切った涼しい風に背中を押され、また城塞から見下ろせるザルツブルグの街への期待に胸を躍らせながら、息を弾ませてたどり着きました。日の沈みかかった街の美しさに、私達はしばらくその場所から動きたくなくなってしまい、「ずーっと、ここにいたいねぇ。」と言いながら街を眺めていました。素敵な結婚式、そしてこの景色−私達の今までの人生で最高に幸せで、贅沢な瞬間だったに違いありません。 ザルツブルグ観光の最終日は、午前中に買い物をし、午後はザルツカンマーグートのツアーへ。「世界にはこんなに美しいところがあるんだねー」と感動しながら、湖と山に囲まれたこの地域の空気を思い切り楽しみました。夜は、前日に挙式をしたミラベル宮殿大理石の間で行なわれた、「モーツァルト・コンサート」へ。行ってビックリ、なんと席は最前列のど真ん中!手を伸ばせば届きそうなところでクラッシックの演奏を楽しみました。ちなみに、隣に座っていた、ドイツにお住まいの日本人のご夫妻と大変仲良くなり、「ここで結婚式を挙げた方と出会えるなんて嬉しい」と言っていただき、コンサートの後はお茶をご馳走になってしまいました。 | |||||
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