サンタ・レーナ教会で挙式をされた荻原様より、
このようなメールをいただきました。

この度は本当に有り難うございました。長妻さんに対しては本当に感謝で一杯です。

初めてのヨーロッパ旅行だからか、初日のベネチアへの感動は強く残っています。ミラノをトランジットでベネチアに入りました。なんと搭乗時間の長いことか。朝出発、マイナス8時間の時差、23時に到着したために、32時間もある1日を体験しました。おまけに雨です。時差による眠気と疲れで、倒れそうでした。ふらつきながら空港を出ると・・・驚きで目が覚めました。なんと、目の前が海です、桟橋です。道が有りません。普通あるはずのロータリーが、タクシーが、バスが、リムジンがありません。違います。ここは全然違います。水の都ベネチアです。いきなり、フランス人やドイツ人に話しかけられたりと、かなり強烈な印象から私たちの旅行は始まりました。
長妻さんにお任せして良かった!といきなり初日から感謝したのは、ベネチアの空港からでした。それは、私たちがイタリア語も英語も話せないからです。到着後、飛行機に預けていたスーツケースの4個有るはずのタイヤが1個無くなっていました。なんとっ!スーツケースが立たないっ!!そう、壊されていました。

怒り余ってアリタリア航空に文句を言っても通じない。私たちの言葉は英語とはいえないエイゴ。「スーツケースズ ローラー いっこ ボキッ!」こんな説明をし、途方に暮れている時に、到着ゲートから出てこない私たちを送迎のお姉さんがゲートの中まで探しに来てくれました。その場のクレームを処理してもらい、破損証明書をもらいました。が、伊語のため、さっぱり解りません。
このお姉さんの対応は本当に素晴らしいものでした。そして、その後の現地の堀内さん、日本にいる長妻さんの連携プレーのおかげで、イタリアで無理矢理ランクの低いスーツケースに交換させられずに済みました。現在は日本で無事入院中です。随分とご面倒をおかけしました。
打ち合わせのメールで「送迎は絶対つけた方がいいですよ」と言われました。予算を考えたとき、「いらないんちゃうの?」なんて話しもしていました。しかし、打ち合わせメールを続けていく中で少々お金をかけてでも今回は、この人に任せた方が良いのでは・・・と思い、お願いしました。大大大正解でした。

ここは、ヨーロッパです、イタリアです。車と車がぶつかったって、ノープロブレム!です。この旅行中いろいろな場面で何度もノープロブレム!で解決されるのでどんなに助かった事か。。。何せ、せこい日本人なものですから、時間通りに物事が進まないだけでトラブル扱いです。そう考えれば毎日毎日がトラブルの連続でした。まぁ、時間も限られてる中、めいっぱいのスケジュールで欲張り過ぎているからとの噂も有りますが。。。ピサの斜塔も予定通り天辺まで登りました。そのためのチケットは、きっちりホテルに届いておりメッセージまで頂きました。有り難うございました。時間の尺度が違う人たちとのコミュニケーションがバッチリ出来てました。

勿論、挙式前のメイクさん、美容師さん、通訳の岡本さん。全て”はなまる”でした。特に美容師さんには感動でした。結えない長さの短い髪を、綺麗にアップにまとめ上げてもらいました。世界一の美しい花嫁さんの出来上がりです。満足度は、200%です。

年間で10組しか式を挙げる事の出来ない本物のカトリック教会!やっぱり凄かったです。思っていたより遙かに凄かったです。筆舌に尽くしがたいとはこのことです。何百年も前から継承されてきている教会、歴史、重量感、重圧感。入った瞬間から、身体の心まで何かに透かされてるような感覚でした。全てが石で出来ているせいもあるのか、空気が澄んでいてヒンヤリと体の中を通り抜ける感じの中誓いをして参りました。永遠の誓いを。そして、一般の人たちも次々とお祈りに入ってきます。ニコニコ笑顔の祝福をたくさん頂きました。

当日はとても風が強く、屋外でのフォトツアーは大変なものでした。撮れた写真も、風でウェディングドレスの中が見えていたりしました。また、強風のための電車の脱線で、教会の音楽奏者の方が式に間に合わないかもしれないとひやひやしたり、予定していた馬車も強風のために乗れなかったり、と2人の門出の瞬間から強い困難に見舞われ、これに比べれば今後はどんな困難も乗り越えられそうです(笑)。

そして、ホテルヴィラ・コーラでのウェディングランチ、
屋上から見た紫色に染まる街の夕焼け
何もかもお奨め頂いたとおり、
生涯の思い出の1頁となりました。

更に挙式を終え、落ち着きを取り戻した後は、旅行をたっぷり堪能してきました。地元のお店お奨めリストも、かなり活用させて頂きました。ヴィラ・コーラから歩いて行った、ピッツァ屋。花の大聖堂ドゥオモの近くで食べたTボーンステーキ。挙げたらきりがありません。旅行、挙式、時間の手配、移動の手配と色々な面からサポートして頂き、素晴らしい感動の瞬間(とき)の流れの中に、身を置くことが出来たことに感謝致します。


最後に・・・長妻さん、本当に有り難うございました。長谷川さん、本当に有り難うございました。現地でサポートしてくれた方々へ、本当に有り難うございました。ドレスを手配してくれた表参道のアルドブランディの方々へ本当に有り難うございました。

リージェンシーを紹介してくれたBRIDES編集長の家倉さん、本当に有り難うございました。 家倉さんを紹介してくれたED-CONTRIVEの安堵さん、本当に有り難うございました。そして、本当に最後の一言です。全てに対し感謝したくなる旅になりました。では。

荻原 拓生&由美子

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