サンタ・レーナ教会で挙式をされた木村様より、
このようなメールをいただきました。

 この度は大変お世話になりました。櫻井改め木村です。何とか無事に日本に帰りつき、今は実家です。さっそくの里帰り(笑)。

 挙式・旅行共に大変強く心に残るものとなりました!!!でも挙式中は司祭様や訳してくださっている岡村さんの声を聞き、自分たちが間違えずに式次第通りに進めなくちゃという緊張と、“ポォ〜”っというか“ほわ〜”っというか、そんな感じでステンドグラスを眺めているうちに、あっという間に終わってしまった感じがしました。 結局舞い上がったまま……(汗) 周りの彫刻や絵画を見る余裕など全くありませんでした・・・。

 
 挙式が終わり、二人で教会を出るということで振り返ると、家族以外の人たちが後ろの席に座っているではありませんか。しかも大勢!事前にアシスタントの岡村さんから『通りすがりの人達が入ってきますが、気になさらないで下さい』とは言われていましたが、こんなにいるなんて・・・と思いながら進み、近くまで行くと誰もが立ち上がって、拍手で迎えてくれたのです。『アゥグーリ!』の声と共に。外に出て歩いていても写真を撮っていても、馬車に乗っていても『アゥグーリ!』。中には日本人もいて、この日は沢山の知らない方から“おめでとう”を言われました。そして、今まで生きてきた中で一番多く、数え切れないほどの“ありがとう”を言った、最高の一日でした。山田さんのおっしゃる通り、フィレンツェの中心で愛を叫んできましたよ(笑)!!

  

 

 次の日にもう一度教会に行きました。 ゆっくり見ると本当に厳かな雰囲気の綺麗な教会で、静かに座っていると前日のことが強く思い出され、式当日は一生懸命に我慢していた涙がなかなか止まらなくなってしまってちょっと困りました(笑)。教会にして良かったとつくづく思ったのは、再び同じ場所に来られるということ。最初はヴェッキオ宮殿を考えていましたが、“真紅の間”というお部屋にはもう二度と入ることが出来ないわけですよね。でも教会ならもう一度その場所に立つことが出来るんです。また、フィレンツェに行こうと主人と約束しました。もちろん、その時は教会にも立ち寄ります。もう一度、同じ場所に立てるというのは幸せなことです。

 その後のハネムーンも思い出深いものになりました。こう言っては何ですが、この世のどれ位の夫婦が、こんなにも楽しい、感動に満ちた新婚旅行を過ごせるだろうかと思うほど。挙式を含めた12日間、間違いなく世界で一番幸福な花嫁は私でした。断言します!!(笑)

 特にカプリ島は予想以上に良い島でした。何が良かったかって、人です。陽気で素朴で素敵な人たち!眼が合うとみんな笑ってくれるんです。ベビーカーに乗っている赤ちゃんまで! そして自分の知っている日本語を一生懸命駆使して話しかけてきてくれるんです。びっくりしましたし、同時に本当に嬉しく、楽しかったのが強く印象に残っております。もちろんイタリア語でも話しかけられましたけど。

 青の洞窟にも無事に入ることが出来ました。この世とは思えない色でした。あれが自然の青だなんて信じられません。海水浴は結局時間がなくて出来ませんでした。主人(おぉっ!)なんか張り切って新しい水着まで用意したのに、ホテルのプールにさえ入れなかったんです。夕方になったら青の洞窟に泳いで入ろうかと企んでいたのですが(泳げるという話を日本で聞いていましたし、青の洞窟に入るときも、通りすがり(笑)の日本語堪能なイタリア人ガイドさんに勧められたんです)、結局お土産探しで時間を使ってしまいました……。でもいつか絶対にもう一度カプリ島に行きます!今度は1週間くらいバカンスでゆっくりと。そして今度こそ海に飛び込んで見せますよ!!

 フィレンツェやカプリでは『昨日結婚したの!』『ハネムーンなの!』というとみんなおまけしてくれるんです(笑)。結構得しましたよ。ローマは暑くて暑くて…それまでは非常に過ごしやすかった分、とても辛かったです。しかも日本のように蒸し暑かった…! お土産探しの余裕なんてありませんでした。

 

 水を買っていたらそれだけでお金がなくなってしまうほどで、山田さんに『飲まないほうが無難』と言われていた噴水の水にも手を出してしまいました。でも冷たくて気持ちよく、しかもそれでお腹をこわすこともありませんでした。(食べすぎではこわしましたが)。えぇ、元々頑丈なんです。

 お勧めレストランも、フィレンツェは“O”にしか行けなかったのですが、あのステーキは……本当に美味しかった。6人分頼んで出てきたその量にまず驚きました。『何キロあるの!?』なんて言いながら食べていたのですが、ある程度食べた所で『4キロだよ』と店員さんに聞かされ絶句。『食べきれるわけないじゃない』といいながら……きれいになくなってしまいました(笑)!みんなでお腹をさすりながら『美味しかったねー!』と。義母の友人にイタリアに行く予定のある方がいるそうで、『あのお料理は教えてあげなきゃ!』と言う位喜んでくれたんです。良いお店を予約してくださり、本当にありがとうございました。

 ローマは“P”に行きましたよ!お昼を抜いておなかを空かせていったはずなのに、ボリュームがあって全部食べ切れませんでした…。タッパがあったら持って帰りたかった!それくらい美味しかったです。

 楽しい経験をし、美味しいものも食べ、盗難や事故などにあうこともなく無事に帰ってくることが出来ましたのも、山田さんや現地スタッフの方、リージェンシー・グループの皆様のおかげと感謝しております。本当にお世話になりました。ルイスさんから『サルヴァトーレにヨロシク!』と言付かっております。キャラクターが……濃い!(笑)本当に面白い方でした。

 イタリアは、私達の第2の故郷になりました。10年後、50年後に行っても、今と変わらず、そ・こ・に 教会があるのだと思うと、 早く・帰りたくて・仕方ありません!きっと行く度に改めて感動できる事でしょう。今度行くときは、『ただいま!』 と言いながら飛行機を降りましょうか!私達の国イタリアなら、きっと迎えてくれるはずです、『おかえり!!』と。

 とりあえず簡単(?)に無事帰国の報告と、感想などをご連絡いたします。貴社のますますの発展を祈念しております。本当に有り難うございました。

 

 

木村 成治・雅美(旧姓:櫻井)


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