サン・ピエトロ教会で挙式された村瀬様・藏本様より
この様なメールをいただきました。

  私達は2003年11月12日にポルトヴェーネレのサンピエトロ教会で挙式をしました。教会は素朴ですが、味のある可愛い教会で、断崖絶壁に建っているので、眺めがとてもキレイです。ポルトヴェーネレは小さい町ですが、素敵な町で私達はとても気に入りました。イタリアでの挙式をお考えの方、絶対お奨めです!(笑) 私達はポルトヴェーネレを選んで本当に良かったと思っています。

挙式の写真

 私達とリージェンシー・グループ様との出会いは、インターネットでした。彼が建築の仕事をしている事もあり、当初、私達はフランスの田舎町にある有名な建築家ル・コルビジェが設計したロンシャン教会での挙式を希望していました。

 たくさんのウェディング会社にロンシャン教会での挙式は可能か、問い合わせのメールを送り、その中で御社はとても親切にロンシャン教会での挙式は扱っていないと言う事と、外国で希望の教会での挙式は簡単には出来ない(宗教上の問題、式の準備等の理由で)という事を丁寧に教えて頂きました。

 私達は札幌在住なので、気軽に東京の事務所へ訪問して話を聞くと言う事は出来ません。最初はメールだけのやり取りで大丈夫だろうか・・・、騙されるかも。(笑)と不安がよぎりましたが、担当の山田さんはとても親切で私達の些細な質問にも毎回、早い返信メールが届き、不安を吹き飛ばしてくれました。

挙式の当日、この2枚は私のお気に入り!

 私達の旅行日程とコース、予算等を伝えると、航空券やホテルの予約、鉄道のチケットまで全て手配して頂けたので、私達はとても楽でした。

 私達の旅行日程は11/6〜20まで二週間。細かい予定は決めずに、自由気ままにその日の気分で好きな所を二人で見て廻りました。ローマではセリエAのローマダービーを観戦し、本場のすごい盛り上がりを体感し、大興奮。帰り道、人の流れに任せて歩いていたら、迷子になってしまい(笑)・・・。

ローマダービーにて
2人で写ってる写真はピントが合ってないんですけどね。(笑)

 

試合後に私達が記念撮影してたら、ローマの勝利で盛り上がってた人が乱入。一緒に記念撮影しました。(笑)

 衣装をレンタルする為にフィレンツェで一泊。フィレンツェからポルトヴェーネレまでは鉄道を乗り換え、タクシーを使って移動しました。二人分の衣装を持っての移動は大変でしたが、列車の旅は楽しかったです。イタリアの列車は、ステップがすごく高いです。重いスーツケースを持って、列車に乗り込むのはすごく大変でした。もたもたしていたら、後ろにいたイタリア人の男性が手伝ってくれました。

 私達は挙式の後、もう一泊して、かねてから行きたかったチンクエテッレに行ってきました。楽しみだった「チンクエテッレ」は、リオマッジョーレからコルニリアまで「愛の小径」を歩いて、とても楽しかったです。マナローナからコルニリアまでの道のりは、「えー、あんなところまで歩いちゃうの?」って思ってしまうほど、次の町が遠くに見えました。でも私達は日頃から歩く事が好きなので、景色を見ながらプラプラ歩いてたら、あっと言う間にコルニリアに着いてしまいました。 時間がなかったので、ヴェルナッツァは省略して、汽車でモンテロッソまで行きました。私の持っていた本には、チンクエテッレの中で一番大きな町と書いてあったので、私の期待も大きかったせいか、ひっそりしていて期待ハズレでした。(苦笑) やっぱり、シーズンオフだったからですね。シーズン中だったら、船も出ているみたいだし、今度行く機会があったら、絶対シーズン中に行って、賑わってるチンクエテッレの雰囲気を楽しみたいと思いました。

チンクエテッレ

 チンクエテッレからの帰り道、ラ・スペッツアからホテルまでのタクシー代をケチったために迷子になりました。(笑) 私達はタクシーより交通機関を使う方が地元に溶け込んでるような気がして、楽しくて好きなんです。11番のバスは、ポルトヴェーネレに行くバスと、途中の町(名前は忘れました。)までしか行かないバスがある事を私達は知らなくて、途中の町行きのバスに乗ってしまったんです。

 ひっそりした小さな町でお客さんも全員降りてしまい、運転手に「ここポルトヴェーネレ?」って聞いたら、「No」って言われて、「ポルトヴェーネレに行きたいんだけど・・・。」って言ったら、バス停の説明をしてくれたのですが、全く理解出来なくて、バスを降りて適当に歩いてみました。

 遅い時間ではなかったのですが、もう辺りは真っ暗でなかなかバス停が見つかりません。「どうしよう・・・。誰かに聞くしかない。」と思っていたら、たまたま通りかかった少年に片言のイタリア語で「ポルトヴェーネレ行きのバス停教えて。」と言ったら、少年は丁寧に説明してくれたのですが、私達がイタリア語を理解出来ないでいたら、「バス停まで一緒に行こう。」と言ってくれて、とても親切な少年でした。「ポルトヴェーネレはステキな所だよ。」って少年が(多分)言ったので、「私達、ポルトヴェーネレで挙式したんだよ。」と話したり、短い時間でしたけど、地元の人との交流が楽しかったです。

念願のロンシャン教会です。礼拝堂はとても可愛くて印象的です。素敵じゃないですか?ローマやフィレンツェ等はまた行く機会があるかも知れないですけど,ロンシャン教会はもう行きませんと言うか、田舎過ぎて行けません。(笑) なので、ロンシャン教会の写真や思い出は私達夫婦の大切な宝物です。

 最終3日間はフランスに移動して、念願のロンシャン教会に行きました。すごく感動しましたね。朝7時過ぎの列車に確実に乗るために、前の日にチケットを購入する事にしました。ウワサ通り、チケット売り場は長蛇の列でチケット買うのにかなり時間が掛かりました。

 乗り換えもあり、片道4時間以上掛かるので、一日掛かりで大変でしたが、本当に行って良かったです。列車の窓からロンシャン教会が見えた時は、うれしくてワクワクしましたね。やっとここまで来たって感じで感激しました。(笑)

 ロンシャンの駅に着いた時は、無人駅のうえ、周りには何もなく、すごくびっくりしました。普通は駅舎や周りに家がありますよね。本当に何にもなかったんですよ。こんな田舎町に有名な建築家が建てた教会があって、私達もそうですけど、世界中からコルビジェの作品を見に来る建築家達がいるんだ。すごいなぁーと思いました。

 適当に歩いているとロンシャン教会の案内が出ていました。ロンシャン教会は小高い丘の上に立っているので、坂道を登るのはかなり疲れます。でもあの坂道を登りきった時にあの感動が味わえるんじゃないかと思います。

 ロンシャン教会は雑誌等で見た通りで、礼拝堂のカラフルな光り取りの穴?が印象的でとてもキレイでした。礼拝堂は思ったより広く、人が少ないのでゆっくりと時間を掛けて、堪能する事が出来ました。

 帰りの列車の時間までロンシャンの町を散策したのですが、本当に小さな町なので、すぐに終ってしまい、とても寒かったので、小さなカフェでお茶しながら、一時間ほど時間を潰しました。また無人の駅に行くと、既に真っ暗なのに電気も付いていません。暗闇で彼と私、ロンシャン教会で一緒になった日本人の彼と三人しかいません。「本当に汽車止まってくれるんだろうか?止まらないで通過されそう・・。」と不安になりながら待っていると、汽車の時間が近づくとやっとホームに電気が点灯し、列車もちゃんと止まってくれました。(笑)パリの東駅に付いたら、既に22時でクタクタになりましたけど、この日は彼の誕生日でとてもいい記念になりました。

 最初は体験レポートと思って意識して書いていたんですけど、書いてるうちにあれもこれも山田さんにお話したいと思ってしまって、こんな長文になってしまいました。(笑)

 トラブルの話が多いんですけど、これがまた旅の楽しい思い出になるんですよね。(笑)すごく楽しい旅でした。本当、山田さんのお陰ですね。ありがとうございます。2人でよく「またイタリアに行きたいね。」と話しています。

 当分行けないんですけどね。(笑)


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