イル・パラジオ城で挙式された藤井様よりこの様なお手紙をいただきました。

  太田さん、この度は本当にお世話になりました。
おかげさまで、夢のイタリアで最高の結婚式を無事に挙げることができました。これも太田さん、サルバトーレ山田さんをはじめとするwisの皆様そして現地スタッフの皆様が丁寧に段取りを組んでくださったおかげです。本当にありがとうございました。

 まずは結婚式当日。出発前の天気予報では式当日、雨の確率が非常に高かったので少し落ち込み気味だったのですが、幸いに曇り空ではあったものの雨はかろうじて降ってきませんでした。これも太田さんが日本で祈ってくれていたおかげです!・・よね♪雨に降られなかったおかげで、ミケランジェロ広場での写真撮影も無事行うことができました。日本帰ってからですが、ミケランジェロ広場で撮影した写真を見て驚くほど綺麗な景色に自分たちがここに本当にいたのか疑ってしまったほどでした。友人に見せたところ合成写真だろと言われたくらいです。

 イル・パラジオ城はこじんまりとした、それでいてどこか荘厳な雰囲気のお城でした。城内にある教会もこじんまりでしたが、内部の装飾は美しく、家族だけに見守ってもらうには最もふさわしい空間だと思いました。ヴァージンロードは無理を言ってお願いした通り、父親と歩くという夢をかなえることができました。教会内のヴァージンロードは2メートルほどの短いものだったのですがスタッフの方の計らい?ででしょうか、ヴァージンロードを父親とゆっくり歩くことができました。また、神父さんが気さくな方で、色々な場面をたくさん写真におさめることができました。始終通して、この上なく感動的な結婚式になりました。ル・パラジオ城を選んで本当に正解でした。ビデオ・写真撮影、挙式、宣誓供述に移動時間も含めると全部で3時間ほどの結婚式でしたが、あっという間に終わったような気がします。緊張していたせいもありますが、すべてが段取りよく、スムーズに進めてくれたため時間を気にする間もなかったのだと思います。

 結婚式が無事終わり、ホテルヴィラ・コーラに戻りウェディングランチを頂きました。どれもが美味しく大満足でした。特にウェディングケーキは絶品モノでしたよ♪フィレンツェでは結婚式以外でも、ピサの斜塔、ドゥオモ、ウフィツィ美術館にいきました。どこも通常なら予約していても1,2時間並ばないといけないと聞いていたのですが、時期がよかったせいか全く入場待ちすることなく入ることができました。

 ローマでもスペイン階段、トレビの泉、コロッセオ、真実の口と名所はあらかたをスムーズに回ることができました。同行してくれた家族もイタリアを満喫でき、満足していました。また、ミシュラン山田さんにいただいていたレストランリストに載っていたレストランにも行きました。リストの住所と持参の地図を頼りに探していたのですが、なにやら暗く細い裏路地に入り込んでしまいもしかして全然違うところでは・・・と思っている矢先に現れたのがモンテカルロでした。薄暗いところだったので大丈夫かなと思いながらも、ミシュラン山田さんを信じ、入ってみると殊のほか美味しいピザが出てきて、家族全員びっくり、そして大満足でした。

 家族とはローマでお別れをし、私たち二人は飛行機で一路シチリアへ・・・のはずだったのですがエトナ山の火山灰のためカラブリア?までしか飛ばない!?あの時は正直焦ってしまいました。地図を見てまたびっくり、カラブリアはイタリア本土の端っこでシチリア島ではない?ほぼパニック状態のままテレホンカードを買いwisさんに電話してしまいました。バスでカターニャまでは送迎があるはずというサルバトーレ山田さんの言葉を信じ、不安ながらも飛行機に乗り込みました。言葉通りカラブリアでは乗り継ぎのバスが出ており、空港では急遽派遣されたと思われる現地スタッフが私たちをバスに乗れるよう誘導してくれました。迅速な対応にただただ感謝です。そしてなにより、このトラブルのおかげで本土からシチリア島までを船で渡るという当初もっていた希望がかなったことになりました。

 タオルミーナについてからはグランド・ティメオのsea viewの部屋に4連泊。このホテルが今回の旅の中で、それ以上に今まで生きてきた中で最も居心地がよく素敵なホテルでした。立地条件、ベランダからの眺め、スタッフの対応、食事の美味しさ、どれをとっても5つ星間違いなしでした。特にベランダからの眺めは最高で、左手には見渡す限りの海、そして右手には雄大なエトナ山が時折噴火口から赤いものが見え隠れ、更に右を見るとカステルモーラ、もう言うことなしでした。またクリスマスシーズンということもあり、街中はクリスマスツリー、イルミネーションで飾られ夜歩くだけで幸せな気分になれました。あと、街中のレストランはどこへ行っても美味しく、ウニのパスタやペスカトーレを飽きるほど食べまわりました。もう一度行きたい心から思う場所です。

 タオルミーナをでてからは、アグリジェントで世界遺産のコンコルディア神殿を、しかもホテルのベランダから眺めるという贅沢な時間を送りました。

 パレルモでもマッシモ劇場、モンレアーレ寺院、カタコンベと名所は見て周れたしなによりクリスマスイルミネーションが私たちを幸せにしてくれました。

 ハネムーン最後の地、ミラノに降り立つと、凍えるような寒さに迎えられました。シチリアにいた間はかなり暖かく、今が冬であるということすら忘れていましたが、ミラノでそのことを思いださせられました。ミラノではドゥオモにのぼり、その壮大さに驚いたあと、最後の晩餐を見に行きました。イタリア料理もいいけれど、やはりイタリアは芸術!ミラノでは念願のTAITUの食器、お土産を買い揃えて、大満足で帰宅の途へ。

 以上、私たちの旅はこういう具合で無事、というよりも想像していた以上に順調に楽しく快適に終えることができました。これはwisの皆様がみっちり計画を立ててくださり、かつ要所要所で私たちをフォローしてくださったこと、そして、わずかながら持ち合わせた私たちの幸運(神の祝福?)のおかげだと思っています。一生心に残る思い出となりました。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

追記 : 真ん中の妹が私たちの式に痛く感動したらしく、「私もイタリアで式を・・・」などと言っておりました。本人によるとまだまだ先の話とのことですが、もし実現することがあれば・・・太田さん、妹も宜しくお願いします。あと・・・太田さんからいただいたエアメイル、とっても嬉しかったです。

藤井 充 ・ 由香


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